人体に危険 殺虫剤混入の卵 EU15か国と圏外に拡大

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欧州委員会は人体に危険をもたらす殺虫剤フィプロニルの成分が混入された卵がEU15か国で発見されたことを明らかにした。またオランダ、ベルギー、ドイツ、フランスの4か国ではフィプロニルを使用していた養鶏場が封鎖されている。これらの養鶏場からの卵はスウェーデン、英国、アイルランド、オーストリア、ルクセンブルク、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、スロベニア、スイス、香港の市場にすでに出回っている。

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フランスでは7月だけでおよそ4万8千個のこうした危険な卵が売られていた恐れがある。

7月末、ベルギー、オランダ、ドイツの店舗で売られる卵に殺虫剤フィプロニルが混入している事実が明らかになった。フィロプロニルは鶏のダニ駆除に用いられている。この実態を受けて消費市場向けの卵を生産する養鶏場でのフィロプロニルの使用は禁止され、ベルギーとオランダでは検察が捜査に乗り出した。

フィロプロニル自体には発がん性はなく、人体に変異原をもたらすわけではないものの、神経細胞に特異的な作用をもたらしうる毒がある。フィロプロニルを大量に摂取すると吐き気、嘔吐、頭痛、麻痺が起きる。

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