沈没したプラントから原油が大流失 メキシコ湾で深刻な汚染【写真】

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2004年、大型ハリケーン「アイバン」が、ルイジアナ州の沖合14キロにある米テイラー・エネルギー社の石油リグを水没させた。それ以来、毎日最大700バレル(11万1300立法メートル)の原油がメキシコ湾に流出している。生態学者らは、もし早急に流出を止めなければ、人類史上最大の人災が起こると警告する。米紙「ワシントン・ポスト」が報じた。

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米紙「ワシントン・ポスト」によると、テイラー・エネルギー社は、流出は1日あたり1~55バレルを上回っていないと発表するなど、自社の石油リグの大事故を隠し続けてきた。しかし、2010年に多国籍企業BP社の石油リグ「ディープウォーター・ホライズン」で大規模な石油流出事故が起こり、78万立法メートルもの燃料が海に流れ出たのを世界が目にした時、生態学者や政府研究者らは、大西洋の大陸棚の本格的な環境調査に取り組んだ。調査結果は、衝撃的なものだった。メキシコ湾のルイジアナ州沿岸の海水汚染は、その規模において「ディープウォーター・ホライズン」の原油流出をはるかに上回るものだった。

​生態学者らは、テイラー・エネルギー社やBP社の石油リグにおけるこうした事故は、今後も起こる可能性があると警告する。それは、米トランプ政権が、大型ハリケーンによって約100年間掘削が行われていなかった地域も含め、大西洋沿岸のほぼ全域で掘削を行なうことを石油企業に許可するよう提案しているからだ。

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