北朝鮮、性的暴行が「日常的」=国際人権団体

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国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは報告書「『夜に涙は流すが、理由はわからず』:北朝鮮の女性に対する性暴力」(全86ページ)を公開した。 報告書では北朝鮮で「非自発的な性的接触と性的暴行」は「長らく人生の一般的出来事とされるほど、日常的」だとする。

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ヒューマン・ライツ・ウォッチのケネス・ロス代表は、「北朝鮮における性暴力は対処されずに未解決のまま、広く容認された秘密だ」と述べる。「北朝鮮人女性も、何か法の裁きを模索する方法があると思えれば、おそらく『Me Too』と声を上げるだろうが、金正恩独裁政権の下では沈黙せざるを得ない」

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同団体は金正恩朝鮮労働党委員長の就任後に脱北した54人と、元北朝鮮高官8人に聞き取り調査を行った。市場の警備員や警察、党関係者、刑務所や隔離所の職員、捜査当局関係者、保安当局や司法、検察関係者、軍人からの性的暴行のケースが語られた。

ヒューマン・ライツ・ウォッチは北朝鮮政府に、「性と生殖に関する健康と性教育プログラムを策定し、被害者に対する心理的、医療・法的援助を含む支援や女性がスティグマを克服する支援を提供する」よう呼びかけた。

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