逮捕の75歳運転手「覚えていない」 名古屋の歩道にタクシー7人けが【写真】

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14日夜、名古屋市の駅のロータリーでタクシーが歩道に乗り上げ7人がけがをした事故で、逮捕された75歳のタクシー運転手は「事故の状況は覚えていない」などと供述している。NHKニュースが伝えた。

報道によると、この事故は日本時間14日午後9時20分頃、名古屋市熱田区の金山総合駅の南ロータリーでタクシーが歩道に乗り上げ、人を次々とはね、20代から60代の男女合わせて7名がけがした。

目撃者によると、タクシーは歩道に乗り上げ人をはねてから一旦停止、周りの人たちが「エンジンを切れ」など運転手に呼びかけたところ、突然バックして救助していた人をはねたという。

​警察はタクシーを運転していた名古屋市中川区の小森勝弘容疑者(75歳)を過失損害の疑いでその場で逮捕した。調べでは、小森容疑者は「事故の状況は覚えていない」と供述している。

高齢者の運転は危険か?

日本では最近、高齢者ドライバーによる事故が増えている。6月13日には、兵庫県で園児の列に69歳の女性の運転する車が突っ込み、子ども2人に怪我を負わせている。

また朝日新聞によると、高齢者ドライバーによる事故が相次ぐ中、ペダルの踏み間違いを防止する装置の販売台数が今年5月、昨年5月の26倍に上った

高齢者が関わる自動車事故はロシアでも頻繁に見られ、他国でも増えている。多くの国では、自動車運転が可能な年齢の最年少枠は設定されているが、しかし、最高年枠は規定されていない。英国には運転可能な「最高年齢の制限」はない。しかし、70歳以上の人は3年ごとに視力証明書の提供が求められ、運転免許の更新が必要となる。米国では、退職者団体の「AAPR」により、この年齢の自動車愛好家のために「ドライバー・リフレッシャー・コース」が創設された。ロシアの法律も同様に運転年齢に制限を設けてはいない。

先に通信社スプートニクは、高齢者ドライバーの事故を減らすための方策について、ツイッターでアンケート調査を実施した。

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