ウクライナ危機を扱った舞台に右翼グループが乱入=モスクワ

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モスクワの劇場「DOC」では20日、ウクライナ危機を扱ったドキュメンタリー舞台「戦争は近い」が上演されていた。その上演中、右翼グループが劇場に侵入し、排泄物とみられる異物を観客席に投げつけるアクシデントが発生した。

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劇場関係者によれば、犯行に及んだのは民族主義系のグループ「SERB」のメンバーとみられている。SERBのメンバーは開演前に劇場に押し掛けたが、入場を拒否された。

劇場で上演されていた舞台「戦争は近い」(演出/E・グレーミナ、台本/D・ベルほか)は2014年以降のウクライナ危機を扱ったもので、右翼グループはその上演を阻止しようと試みた模様。入場を拒否されたSERBのメンバーは劇場の裏口から劇場に侵入し、異臭を放つ物体を観客席に投げつけた。詳細は不明だが、人間の排泄物とみられている。

一部の観客は退場したが、舞台は最後まで演じられた。終演後、劇場側は警察に被害届を提出した。

​「DOC」では今年の8月に政治系グループの活動家が侵入し、「DOCの舞台は同性愛を社会に広めている」として、舞台の進行を妨害するというトラブルが発生していた。

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