ロシア北極圏に2万トンの燃料流出 連邦非常事態宣言の発令へ

© 写真 : Prosecutor's office of Norilskロシア極圏に2万トンの燃料流出 連邦非常事態宣言の発令へ
ロシア極圏に2万トンの燃料流出 連邦非常事態宣言の発令へ - Sputnik 日本
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プーチン大統領はノリリスクの火力発電所で2万トンの石油製品が河川に流出した事態を受け、連邦レベルの非常事態宣言を発令するというジニチェフ非常事態相の提案に同意した。

5月29日、ロシア北部、クラスノヤルスク地方ノリリスク市の火力発電所内にあるディーゼル燃料貯蔵庫の機密性が損なわれ、その結果2万トンの石油製品が河川に流出。汚染面積はおよそ10万平方メートルに及んでいる。

プーチン大統領は連邦非常事態宣言の発令に同意し、環境への被害を一刻も早く食い止め、石油製品の処理問題を解決するよう求めた。

ロシア自然利用監督庁の現段階での調査では、これによる損害額は数百億ルーブルにたっするおそれがある。すでに燃料流出の刑事事件として捜査委員会が捜査に乗り出した。

クラスノヤルスク地方政府は流出した燃料を燃焼させて処理する方法を提案したものの、これに対して天然資源省のドミトリー・コブィルキン大臣は極圏でこれだけ広大な面積でこれほど多量の燃料を燃やした場合、その被害は想像を絶すると答えた。

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