ナゴルノ・カラバフ衝突にシリアからの戦闘員が参加している=駐ロシア・アルメニア大使

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ナゴルノ・カラバフ衝突 - Sputnik 日本
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アルメニアのヴァルダン・トガニャン駐ロシア大使は、通信社スプートニクのインタビューで、南コーカサスの未承認国家ナゴルノ・カラバフ共和国での軍事衝突にトルコがシリアから投入した戦闘員が参加していると述べた。

トガニャン大使は、ナゴルノ・カラバフでの軍事衝突にシリアからの戦闘員が参加しているかという質問に対し「われわれの情報によると、最近約4000人の戦闘員がトルコによってシリアからアゼルバイジャンに送り出された。彼らはすでにアゼルバイジャン側で(軍事衝突に)参加している... 彼らは戦闘員のキャンプで訓練を受けており、そこに送られている」と答えた。

大使は、これらの戦闘員グループの民族構成を判断するのは難しいと述べた。

トガニャン大使はロシアのラジオ局「モスクワのこだま」のインタビューで、これは「トルコが占領しているシリア北部の領土」から送られた戦闘員のことだと指摘した。

アゼルバイジャン国防省は27日、アルメニア軍がナゴルノ・カラバフ共和国の境界ラインに広がる集落に発砲したと発表した。

攻撃を受けたアゼルバイジャン軍は報復としてナゴルノ・カラバフ共和国に空爆とミサイル攻撃を行い、武器庫などの軍事施設を破壊した。双方に民間人を含む犠牲者が出ている。

ナゴルノ・カラバフでは戒厳令が敷かれている。アルメニアも戒厳令と総動員令を発令した

ロシアやフランスを含む一連の国が状況を懸念しており、当事者に自制を求めた。

ロシア大統領は、ナゴルノ・カラバフ情勢の悪化に深刻な懸念を示した。

ロシアのペスコフ大統領報道官は記者団に「昨日は残念ながらナゴルノ・カラバフの停戦ライン上での状況が極めて悪化したため陰気な日だった。この状況はもちろん、ロシアやその他の多くの国にとって極めて深刻な懸念の原因となっている」と述べた。


ナゴルノ・カラバフ紛争

紛争はナゴルノ・カラバフ自治州がアゼルバイジャン・ソビエト社会主義共和国からの離脱を宣言した1988年2月に始まった。1992年から1994年の武力衝突でアゼルバイジャンはナゴルノ・カラバフ及び隣接する7つの地域の支配権を失った。

アゼルバイジャンは領土保全を主張しているが、未承認国家ナゴルノ・カラバフは交渉当事者ではないためアルメニアがナゴルノ・カラバフの利益を擁護している。

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