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世界最大の砂島で稀少な動植物相からユネスコの世界遺産に登録されている、豪クイーンズランド州のフレーザー島がすでに6週間以上にわたって大火災に見舞われている。火の海は島の稀少な森林をのみ込み続けており、状況の改善は見られない。
地元の消防署の消火活動は追いつかず、島の40%がすでに焼失した上に火の手は稀少な森林、レッドブックに登録されている絶滅の危機に瀕する動物たちの生息地域に回ろうとしている。専門家らの見方では、周辺の気温が数日内に34度に達する予報がでていることから、状況はさらに悪化する恐れがある。専門家らは気温上昇で火事の面積がさらに拡大することを危惧している。
フレーザー島はタイリクオオカミの亜種ディンゴが世界で最も多く生息し、熱帯林の処女林が残され、美しい砂丘、淡水湖があることから毎年多くの観光客をひきつけてきた。地元民らはこの島を「楽園」と呼んでいる。ところが今、この楽園の40%以上が火災で損なわれており、状況の改善の余地も見通しが立たない。
豪州では2019-2020年の2年間で英国の国土とほぼ同じ面積が火災で焼失した。33人が死亡し、数万人が家を失った。自然界が蒙った被害の大きさはまだ最終的には算定されていない。
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