03:32 2021年09月26日
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独紙Süddeutsche Zeitung(SZ)は、森林火災がロシアから米国に至るまで、世界中の巨大な面積を破壊していることを取り上げた。専門家は、森林火災は年々温度が上がり、頻度が増え、規模が広がっていると指摘している。

 同紙は、地中海のみならずシベリアやカリフォルニアの大半を覆いつくす恐ろしい火災が、森林だけでなく経済活動区域や住宅街、各種インフラを破壊し、人々の命を奪うと指摘。

SZ紙によると、ロシア当局は総面積300万ヘクタールを超える250以上の火災について報告。特にロシア北東にあるサハ共和国の被害が大きいという。火災現場に近い住居地の住民と家畜については緊急避難を行っているが、現場付近の例えば石油基地など、産業施設の問題が残っている。今年7カ月間でロシアではすでに計1430万ヘクタールが燃焼し、この100年のワースト記録に迫る勢いだ。現時点で森林火災の大規模記録は2012年で、計1600万ヘクタールの森林が燃えたと同紙は指摘している。

米カリフォルニア州北部では、急速な勢いで広まった山火事により、同州インディアンバレーの歴史的な街、ゴールドラッシュの時代から続くグリーンビルがほぼ消失。当局の誘導で数千人の住人が自宅を離れた。モンタナ州ビュートでは火災により1400平方キロを上回る面積が焼き尽くされた。現時点では火元の35%しか制圧できていないと同紙は指摘する。

 SZ紙によると、大規模な森林火災が頻繁に発生する原因として、専門家の意見は気候変動の加速化で一致していると伝えている。森林火災シーズンは長引く傾向にあり、その背景として干ばつも頻繁になり、期間も延びている。一方、自然保護団体などは人的ファクターも指摘する。森林火災の危険が警告されているにもかかわらず、乾燥した森林で焚火を起こし、そのまま放置するケースが散見されているからだ。

 スプートニク通信では以前、地球温暖化がもたらす人類への影響について取り上げた。国連は、地球気温が1.5度上昇すれば、自然災害や惨事がさらに増加すると警告している。

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