フェロー諸島追い込み漁 1400頭以上のイルカが殺される

© Flickr / Patrik Jonesイルカ
イルカ - Sputnik 日本, 1920, 15.09.2021
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 デンマーク領フェロー諸島の伝統的なイルカの追い込み漁で、1400頭以上が殺された。イルカはエストゥロイ島スカラボトヌール・ビーチの浅瀬に追い込まれ、ナイフで殺された。イルカの死骸は陸に引き上げられ、地元住民に配布された。BBCが報じた。
フェロー諸島では「グラインド」として知られるクジラの追い込み漁が数百年にわたって伝統的に行われてきた。
BBCによると、「捕鯨の支持派は、自然から食料を集める持続可能な方法であり、自分たちの文化的アイデンティティにおける重要な部分だと主張」している。一方、動物愛護活動家たちは、「残酷で不必要なもの」だとして反対している。
なお、今回はイルカ殺戮の規模に地元住民も衝撃を受け、関係者側からも批判が出たという。フェロー諸島の公共放送「Kringvarp Foroya」が住民を対象に実施した世論調査によると、回答者の約50%が追い込み漁をやめるべきだと答え、約30%が続けるべきだと回答した。
フェロー諸島自治政府によると、毎年平均約600頭のクジラが捕獲されており、イルカはそれよりも少なく、2020年には35頭、2019年には10頭捕獲された。

On Sunday night a super-pod of 1428 Atlantic White-Sided Dolphins was driven for many hours and for around 45 km by speed boats and jet-skis into the shallow water at Skálabotnur beach in the Danish Faroe Islands, where every single one of them was killed. https://t.co/uo2fAPhCDq
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