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    福島第一原発

    原子力は予断を許さず

    © AFP 2017/ POOL / Issei KATO
    日本
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    タチヤナ フロニ
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    日本政府と東京電力は専門家の忠告を聞き流し、予断をもった。それが2011年春の福島第一原発事故の一因となった。きょう日本のメディアで一部が公開されたIAEA最終報告書案にそう記されている。報告書は9月に提出されることになっている。42カ国180人の専門家が作成したもので、チェルノブィリ以来世界最大の原子力事故を引き起こした諸要因が分析されている。

    スプートニクは今回「ロスラオ」社付属フロピン名称放射線研究所のセルゲイ・フロリャ氏にコメントを頼んだ。「ロスラオ」社の専門家らは日本政府の依頼を受け、福島原発における液体性放射性廃棄物の再利用という困難な課題に取り組んでいる。福島原発には急所、弱点が色々あるが、特にフロリャ氏は原子炉の老朽という問題を指摘する。

    「IAEA報告書は、何を置いても現役の原発の安全を確保することが必要だ、と指摘している。これが原発の技術水準上の欠陥を言ったものなら、IAEAの指摘は正しい。福島原発は古い世代の原発である。一方ロシアの原発は、新しい、3+世代である。それから、IAEA報告書には、事故に先立つ期間、福島原発の安全と技術水準維持が急務になっていたことが記されている。事故後の処理については、日本は透明性をもって作業している。東電のサイトには作業計画書が掲載されており、誰でもアクセスできる。それを見れば、事故処理の予定はすべて正確に日程どおりにこなされている、ということがわかる。一方、放射性廃棄物の再利用に取り組んでいるロシア側は、日本がこの困難極まる課題を解決するのに資するはずの開発品に関する学術研究の進捗状況について、四半期ごとの報告を出している」

    専門家らは語る。IAEAは福島県沖で大地震が発生した場合、高さ15mの津波が発生する可能性がある、と警告していたのに、東電は必要な措置を講じなかった、と。

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