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    米国は広島・長崎について日本に謝罪するべきか?

    米国は広島・長崎について日本に謝罪するべきか?

    © AFP 2017/ Raymond Roig
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    アンドレイ イワノフ
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    数十万人が犠牲となった広島・長崎原爆から70年という、悲しむべき記念日が到来する。原爆を投下した米国はいまだに日本の民衆に謝っていない。ところで、謝ることは必要なのか。

    スプートニクはこの質問を著名な日本のブロガーでジャーナリストの鳥越俊太郎氏に向けてみた。

    「原爆投下というのは広島では一発の爆弾で15万人が死んでます。長崎では一発の爆弾で7万人が死んでます。その後もたくさんの人が死んでいますから数はもっと増えてますが、しかし、たった一発の爆弾で15万人を殺害するというのは、集団虐殺、人道に対する罪と認定してもいいと思います。つまりドイツがアウシュヴィッツでユダヤ人に対してしたことと同じようなことを米国は日本に対してやったわけです。」

    広島に原爆を投下した米軍爆撃機「エノラ・ゲイ」の乗組員
    © Sputnik/ Ovchinnikov
    広島に原爆を投下した米軍爆撃機「エノラ・ゲイ」の乗組員
    「もちろん戦争ですからお互いに殺し合いをしているわけですが、なにも戦闘にかかわっていない一般市民、女性、子ども、老人など、銃砲も何も持っていない一般市民が瞬間的に15万人も殺された、これは人道に対する罪、要するに正義に反する行為です。これは当然謝罪しなければいけないわけです。ですが日本は戦争で米国に負けましたので、極東裁判で日本が裁かれただけで、米国を裁くところはどこもなかった。それから米国とソ連の冷戦が始まり、ソ連も核兵器をつくりました。そういうなかで、米国は、核兵器を使ったことを謝罪するというチャンスはなかった。彼らはそれを認めたくないから、「日本が最初にパールハーバーを攻撃して始まった戦争を終わらせるために原爆を使った」と言ってます。「日本人の命と米国人将兵の命、何十万という命が、この原爆のために助かったんだ」という言い方をずっとしています。だから、「原爆を使ったことは正しかった」というのが米国政府の、米国人の認識です。ですが、日本も中国などで悪いことを一杯してますけども、ここまで残酷なことはやってない。一発の爆弾で15万人の、戦闘員でもない一般市民を殺害するようなことは、どこの国もやっていない。

    だから本当は、米国はオランダのハーグにある国際刑事裁判所で裁かれるべきですが、刑事裁判所ができたのはずっと後ですから、前にさかのぼって裁くということはできないので、原子爆弾の投下については今までどこも裁いたことがない。米国政府も米国民もそれについて謝罪したことはないし、未だにそれは正しいことをやったんだと思っている」

    スプートニク:ネット上のある英文記事によれば、2009年、米国のオバマ大統領は、広島の追悼式典に参加して、日本人に対し原爆投下を謝ろうとしたが、日本政府はそれをしないように呼びかけたという。オバマ氏が謝れば、日米軍事同盟の敵方に切り札を与えてしまう、というのである。米国の謝罪は日本政府にとって必用なのか?

    「オバマ大統領が「謝罪する」と言ったというのははじめて聞きました。そんなことはないです、絶対に。米国大統領が原爆投下について日本国民に謝罪するなんてことは絶対にやりません。米国国内からものすごい反対がある。米国国民は原爆投下は正しかった、正義の手段だったと思っているのに、大統領が日本に行って日本国民に謝罪するとなったら米国中が大騒ぎになる。それはできないだろう。日本政府が反対したという前に、米国国内でそれは認められないだろう。オバマ大統領はそのようなことは言っていないと思う」

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    歴史, 日米関係, 第二次世界大戦, 日本, 米国
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