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    沖縄県民も県当局も、日本の安全保障の「犠牲」役を演じるのを望まず

    © AFP 2018 / Toru YAMANAKA
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    在日米軍海兵隊の基地キャンプ・シュワブの新しいゲートの正面に広げられた英語の横断幕には「海兵隊員よ! 誤解しないで下さい―あなた達は、沖縄県民には必要ではありません。自分の国へ直ちに帰って下さい!」、そう英語で書かれている。

    沖縄県は、日本の全領土の0,6%に過ぎないが、駐日米軍基地の74%、駐留軍人の半分以上が、ここに集中している。そして県の面積のほぼ五分の一が、米軍基地や演習場で占められている。

    中でもよく知られた基地の一つが「普天間」で、宜野湾市の中心にあり、周囲には住宅が密集し、学校や病院といった施設もある。普天間飛行場から毎日飛び立つ、軍用機やヘリコプターは、爆音を立てながら一般市民の頭上を直接通り過ぎ、常に一般市民に安全上の脅威を与えている。

    2004年8月には米軍のヘリコプターCH-53Dが、飛行場の直ぐ隣にある沖縄国際大学の本館に接触して墜落炎上した。リア-ノーヴォスチ通信が沖縄県庁から入手した資料によれば、普天間基地では全部で、ヘリコプター事故が8件、軍用機事故が7件起きている。それゆえ、住居地区に直接隣接した普天間飛行場は、地球上で最も危険な米軍飛行場とみなされるに至った。

    沖縄県民と県当局は、普天間基地を沖縄の県外へ移設するよう強く望んでいる。しかし米国と日本政府は、県外でなく県内の辺野古への移設を計画した。つい最近、辺野古での基地建設は、一ヶ月延期されたばかりだが、9月10日には、作業は再開される。日本のマスメディアは、沖縄県側の不満を埋め合わせるため、日本政府は、沖縄県の経済振興に来年度予算から、3千億円を拠出すると約束した。しかしそうした約束にも、沖縄県民は満足していない。

    地元新聞「沖縄タイムス」政経部の福元大輔氏は、リア-ノーヴォスチ通信記者に次のように語った-

    「沖縄ばかりでなく日本のほかの地域の人々の頭の中には、反対する人達の声には耳を傾けず、それを無視するという政府のイメージが、出来上がってしまった。政府は、自分達の支持率が下がることを理解し、恐らく、イメージを変える方法を見つけ出したいのだ、沖縄県民の声に耳を傾けていると示そうと試みている。」

    沖縄県民は、米軍基地にずっと反対し続けている。

    反対運動の活動家、今年70歳を迎えた上間芳子(ウエマ・ヨシコ)さんは、リア-ノーヴォスチ通信記者に、次のように話して下さった-

    「普天間基地が建設された時、住民達は単に、住んでいた場所を立ち退かされた。軍事基地とは何でしょうか? 戦争のための場所だ。基地は人を殺すために作られる。沖縄から、米軍機は、ベトナム戦争で人を殺しに飛び立ったし、今はイラクで人を殺すために飛んで行っている。」

    普天間基地の辺野古地区への移設に反対してテント暮らしをしている人達の間には、仏教のお坊さんから小さい子供を抱えた女性、ヒッピー風の長髪のギタリスト、年金生活者から教授、医師まで、実に様々な人達がいる。彼らは、倦むことなく自分の意見を述べたり、詩を朗読したり歌ったり、楽器を演奏したり太鼓を叩いたりしている。

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