NHKニュースによると、稲田防衛大臣は毎年、東京・九段の靖国神社に二回、会長を務める党の議員グループとともに参拝する。今年の8月に防衛大臣として13日からアフリカのジブチを訪れ、ソマリア沖の海賊対策のために派遣されている海上自衛隊の部隊を視察し、終戦の15日に参拝しなかったことから稲田大臣は29日午前、靖国神社に参拝することになった。
参拝後、記者団に「防衛大臣稲田朋美と記帳した。防衛大臣である稲田朋美が一国民として参拝したということだ」と述べた。共同通信が伝える。 稲田氏は「今の平和な日本は、国のために命をささげられた方々の尊い積み重ねの上にあるということを忘れたことはない」とも語った。
先に伝えられたところによると、毎年行われる公人、政治家らの靖国神社の公式参拝はアジア諸国にとっては軍国主義の表れと受け止められている。靖国には様々な戦争で命を落とした250万人の日本兵、将校らが祀られており、これには第2次世界大戦後、裁かれた14人の戦犯も含まれている。