新日鉄住金大分製鉄所火災、他社に生産応援要請

新日鉄住金は、大分市の製鉄所で起きた火事の影響で造船用などの鋼材を生産している工場の操業再開のめどが立たないため、同じ鉄鋼メーカーの「ＪＦＥスチール」と「神戸製鋼所」に生産の応援を要請をした。

新日鉄住金大分製鉄所では、今月５日、「厚板」と呼ばれる造船用などの鋼材を生産する主力工場で火事が発生。負傷者はいなかったが、工場の中にある電気を制御する設備が大きく損傷し、操業再開のめどは立ない。
また、新日鉄住金では同じ鉄鋼メーカーの「ＪＦＥスチール」と「神戸製鋼所」に対し、要請した生産量については明らかにしていない。新日鉄住金にると、大分製鉄所で去年、生産された厚板は、およそ２４０万トン、国内全体の厚板の年間生産量のおよそ４分の１を占めている。共同通信が報じた。