福島第1原発 安全な核燃料取り出し作業へ向け、屋根カバー設置が開始

© AP Photo / David Guttenfelder福島第1原発 安全な核燃料取り出し作業へ向け、屋根カバー設置が開始
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福島第1原発では2日、3号炉の建屋上部を覆うドーム状の屋根カバーの設置作業が開始された。これは来年に予定されている核燃料プールからの燃料取り出し作業の安全を確保する目的で行われている。東京電力が明らかにした。

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水中ロボで格納容器内調査 福島第1原発
金属性の屋根は8枚はぎでそれぞれの重量は37トン。作業が完了すると縦57メートル、高さ18メートルのドームが出来上がり、これが核燃料を抜き取る複雑な作業において放射線物質が飛散するのを防ぐ3号炉内部には現在、566本の使用済み核燃料棒が残されている。

2014年に行われた4号機からの使用済み核燃料棒の取り出し作業は成功している。4号炉よりも損傷がかなり大きい1号炉、2号炉、3号炉からの取り出し作業は2020年以降まで続くものとみられている。このあと東電は原子炉内部の溶けだした燃料の除去作業に向けた準備を開始するが、この作業段階は2025年より前には開始されず、原発全体の解体は計画では2040年を待たねばならない。

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