100年後の日本 人口5千万人に激減するおそれ

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日本の人口減少のスピードが速まっている。日本の総務省が公表した統計にはこの傾向が止まらないことが浮き彫りにされた。

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日本の急速な人口減少の主な原因について、政策研究大学院大学の 松谷明彦名誉教授は出生率の低さではなく、 死亡者数の増加にあると見ている。松谷教授は、 かつて第2次世界大戦前、戦時期の要請から出生率の急増が引き起 こされたことを指摘し、この時期に生まれた人々が今、老齢に達し 、亡くなっていることから死亡者数が増加していると分析している 。

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日本の人口、2053年には1億人を切る
人口統計学者たちの予測では、 日本の死亡率の水準は人口の高齢化から徐々に増大していき、 2030年までにピークを迎える。人口数はその後も、少子化傾向 から減少が続いていく。こうして100年後には、 日本の人口は5千万人まで減少し、20世紀初頭の水準に戻る。

特に農村部での人口減少は激しい。それでなくとも農村部は都市部 への人口流出が高い水準にある。たとえば、 青森県や秋田県の人口は毎年1%の割合で減少している。 多くの村落では実際、70歳以下の若い住民は残っていない。国立 社会保障・人口問題研究所は、今世紀中ごろまでに日本の人口は毎 年約90万人減少すると予測している。人口90万人といえば、 英国のグラスゴー市の人口に匹敵する。

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