インターポールの手配対象者にゴーン被告の名前なし

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日本からレバノンに逃亡した日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の名前は、国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)のサイトに掲載されていない。

先にレバノン当局は、ICPOからゴーン被告の国際逮捕手配書(赤手配書)を受け取ったと発表した。

ICPOの検索エンジンは、Ghosn(ゴーン)という名字の検索要求に対し、「一般公開されている『赤手配書』の総数は7186件。お探しの検索結果は見つかりませんでした」と表示している。

日本のマスコミによると、レバノン政府はゴーン被告の身柄を日本に引き渡すことはないとの意向を示している。

先に、レバノンの「アリ・アフバール」紙は情報筋を引用し、ゴーン被告がイスタンブールからプライベート機でベイルートに到着し、自身のフランスのパスポートで入国、また、すべての「特殊作戦」は民間警備企業の指揮のもとに実施されたと報じていた。

ゴーン被告逃亡

しかし、12月31日、ゴーン被告がレバノンに到着したと報じられ、その後、ゴーン被告がレバノンにいることが確認された。同被告が警備と日本の入国管理の回避に成功するにはいくつかのやり方が考えられる。そのうちの1つとして、クリスマスに彼の住居で催されたコンサートが考えられる。おそらく、民間警備会社スタッフの何人かが演奏者の役を演じたのではないか。

コンサート終了後、ゴーン被告は楽器のケースに隠れ、住居から離れた。その後、彼はどこかの、たぶん、関西地区の空港まで連れて行かれ、プライベート機で日本を脱出した。彼は機内でも楽器ケースに入ったままだったとされるが、それ以外にパスポートコントロールの目をどう潜り抜けたのか、説明するのはあまりにも難しい。同時にレバノン側は、ゴーン被告は合法的に日本を出国したのであり、彼を追及する理由は存在しないと主張している。

ゴーン被告には、レバノンとフランス、ブラジルの3つのパスポートがあり、弁護人が預かっていた。同被告が別の名前で作られたパスポートで日本を出国したという説もある。このように、疑惑は彼が市民権をもつ各国領事部に向けられている。

日本の警察はゴーン被告を援助した人物の捜査を行っており、また、2日には同被告の住居の家宅捜査が始められた。

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