9月入学、来年導入見送りへ 家庭の負担増、社会的混乱を懸念

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自民党の9月入学制に関するワーキングチームは27日の会合で「本年度・来年度など直近の導入を見送るべきという結論に至った」と明記した提言の原案を示した。公明党も同日「拙速な導入を行うことに妥当性は認められない」との提言原案を作成した。いずれも学習機会の保障を優先し、家庭の負担増や社会的混乱を懸念した。政府も慎重姿勢を強め、来年の導入を見送る方向となった。

両党は近く最終的な提言をまとめ、週明けに首相官邸へ提出する。

菅義偉官房長官は27日の記者会見で「学校再開の状況を見極めつつ、さまざまな選択肢を慎重に検討する。拙速な議論は避けるべきだ」と述べた。

(c)KYODONEWS

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