核の悲劇から75年:安倍首相、広島と長崎の慰霊・平和祈念式典に参列の意向

© REUTERS / Toru Hanai 核の悲劇から75年:安倍首相、広島と長崎の慰霊・平和祈念式典に参列の意向
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日本の安倍首相は、終戦75年に当たる今年、広島の原爆死没者慰霊式・平和祈念式典(8月6日)、長崎の原爆犠牲者慰霊平和祈念式典(同9日)に参列する。両式典ともに新型コロナウイルスの影響で参列者は限定される。3日の政府・野党連絡会議で安倍首相が意向を表明した。

席上、安倍首相は「75年の節目の年に当たり、原爆の犠牲となった方々のみ御霊に哀悼の誠をささげる」と発言した。

これより前、広島市と長崎市は、新型コロナウイルスの影響で今年の式典参列者数は例年の10分の1程度になると明らかにしていた。両行政は、式典においては感染拡大防止のため必要な安全措置が講じられるとしている。

原子力爆弾は米軍によって第二次世界大戦末期の1945年8月6日に広島に、同9日に長崎に投下された。米側による原爆投下の公式な目的は、大日本帝国の降伏を早めることであった。この原爆投下は人類史上唯一の核兵器の軍事利用となった。米国は依然として道徳的責任を認めておらず、この作戦を「軍事的必要性による」と正当化している。

原爆による被害者は45万人を超えるとされ、現在も放射線被ばくによる後遺症で苦しむ人がいる。認定されている被ばく者数(被ばく者健康手帳保持者)は2020年3月末の時点で13万6682人。

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