21:13 2021年04月11日
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住宅地や農地に出没するクマ。これを駆除せず撃退する方法として北海道滝川市の住宅地にオオカミの形をした威嚇装置が試験的に設置された。NHKが報じた。

モンスターウルフというこの装置は赤外線センサーで20メートル以内の動くものを検知できる。威嚇方法は1キロ四方に轟く、約60種の大きな音、目のLEDライトの16パターンの発光。オオカミの姿をした胴体に内蔵されており、ソーラーパネルとバッテリーで24時間体制で機能する。北海道に設置されたロボットオオカミは体長1メートルある。

​開発した北海道奈井江町の企業は、最初は地元北海道でヒグマ、エゾシカを追い払うモンスタービームという装置をつくり、受注をうけていたが、機能をオオカミの姿に内蔵することで、効果を分かりやすい形で買い手に示したという。

モンスターウルフは日本の数県でサル、クマ、シカ、イノシシを威嚇、撃退する効果が実証され、野生動物による被害に苦しむ62か所ですでに導入されている。海外のマスコミにも取り上げられ、カナダ、フランス、ベルギー、ドイツ、ブルガリアなどから問い合わせが入っている。

​山や森の伐採で食べ物がなくなり、クマが人里に下りてくるようになったのは人間の手による生態系の破壊が原因。それをまた追い払うのに、害獣として徹底して駆除され、20世紀初頭に絶滅したニホンオオカミの「案山子」が100年を経てロボットで出現する時代になったということだろうか。

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