10:35 2021年04月12日
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先日、オホーツク海でロシアの戦略潜水艦「ウラジーミル・モノマフ」が大陸間弾道ミサイル「ブラバ」を4発同時に発射したことは、日本のメディアも注目している。スプートニクは軍事専門家のユーリー・クヌトフ氏に、今回の発射とそれに対する日本のマスコミの反応についてコメントを求めた。

クヌトフ氏は以下のように答えている。

「軍事演習の安全性についてある種の懸念を抱く全ての国々は、発射に先立って警告を発している。従って、米国と日本にとって、想定外の『サプライズ』は何もない。両国は事前に情報を受け取っているが、それはまさに軍事演習が緊張を取り払っているからだ。2020年には、(核兵器搭載可能な)米国の長距離戦略爆撃機В-52(ストラトフォートレス)がロシアの国境沿いを繰り返し飛行し、南部軍事地区の軍事施設への巡航ミサイルによる攻撃をシミュレートした。NATOの指導者は、ロシアはこれらの脅威に対して冷静であるべきだと考えている。米国はNATOがロシアの7〜10倍の軍事力を持っていることを当てにしている。ロシアはこれに異議を唱えているのではなく、必要があれば効果的に対応できることを示しているだけだ。」

ブラバの最大射程距離は8〜9キロであることから、米国のミサイル防衛システムを貫通することができる。しかし、弾道ミサイルの4発同時発射は、ロシアが誰かを威嚇したいということとは何の関係もない。クヌトフ氏は、この発射は純粋に戦略的なものであると説明している。

「潜水艦からのミサイル連続発射の成功は、敵が攻撃戦略を選択する場合において、敵の脅威を減らすことのみを目的としている。なぜならばどの潜水艦も実際には最初の発射時にすでに探知され、沈められ、破壊される。そのため、乗組員は搭載されている全てのミサイルを同時発射できるように常に準備しておかなければならない。」

クヌトフ氏は、日本で軍国主義的な傾向がますます顕著になってきているとみている。

「エネルギーに依存しない設備を備えることで長時間潜れる潜水艦を建造することについてだ。こういった軍備は中国だけではなく、ロシアにとっても深刻な脅威である。日本が戦略目的の軍用機を独自に開発しようとしていることは明らかだ。これらのタイプの軍備は防御的なものではなく、攻撃面におけるもの。それがロシアがカムチャッカ(ロシア極東)で潜水艦隊を増やし、哨戒を実施している理由の一つとなっている。しかし日本の近くにはカムチャッカから遠くないところにアラスカもあることから、この場所におけるロシアの戦略潜水艦隊の存在は、米国との『口げんか』の元となりうる。」

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ロシア, 軍事
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