シリアへの軍事干渉に向かう米国

   米国務省のヌーランド報道官は、記者会見で西側記者の「米軍靴はシリアの地を踏むのか」という質問に対し「我々は何も除外しない」と述べたが、この発言により事実上米国政府は、シリアへの軍事干渉の用意を認めたといってよい。これに関連して、米国にとって重要なのは、できるだけ幅広い国々の支持を集めること、そして米国のシナリオどおりに進むのをよしとしないロ中陣営を分裂させることだ。

   そうした目論見を成功させるよい機会となるのが、24日に計画されている所謂「シリアの友人達」会合だろう。ヌーランド報道官は「会合に中国が出席すれば、肯定的意義を持つ」と述べている。

   ロシアも以前この会合に招待されたが、参加しない旨を伝えた。中国は、招待状に対しどう反応するかまだ検討中だ。

   ヌーランド報道官は「もし中国が招待を受け入れたら、言うまでもなくそれは、暴力停止を目的に我々と共に働く中国の用意を示す肯定的な兆しとなるだろう」と述べた。 この発言について国際情勢の分析専門家達は「現段階におけるシリア方面に関する米国の基本的な課題は、中国とロシアを分裂させて中国を自分たちの側に引き入れることであり、またシリアへの国際干渉という考えを推し進め、その結果、シリアの政治体制を交代させることだ」と捉えている。