2012.04. 9 , 17:32

正確な地震予測が可能に

正確な地震予測が可能に

 数年後には、より短期間でより正確な地震予測が可能となる。現在、この分野における大規模な研究が進行している。ロシアと英国の研究グループは、TwinSatと呼ばれる特殊な衛星システムを開発中だ。この衛星システムにより、自然災害の最初の些細な前兆を発見することが可能となる。

 現代科学は、過去数年で飛躍的に進歩した。しかし、どんなに進歩しても地震の予測の不可能性に研究者らは頭を悩ませている。東京、サン・フランシスコ、ジャカルタ、エレヴァンそしてサンチャゴなどの都市は、いつくるともしれない大地震の脅威にさらされている。しかし、大地震が数年前に正確に予測されていた事例もある。モスクワの地球物理研究所のアレクセイ・リュブシン研究員は、2008年に昨年の3月に起きた東日本大震災を予測していた。

 現代の地震予測は全て統計を研究するばかりで、大地震が起きる正確な日時を予測することはできないと地球物理研究所の地震災害危険予想研究室のアレクセイ・ザビャロフ室長は語る。

 「地震の前兆となる現象を観測することができても、1年後に地震が必ず来るとは限りません。こうした現象は、地震が起きる可能性が70%であるということを示すに過ぎず、地震が起きるのは1年後かもしれないし、半年後かもしれないし、2年後かもしれません。」

 予測の精度を高めるためには、地殻変動から川や湖の水質および水位の変化といった自然が出す信号を全面的にとらえることが必要となる。いくらかの研究が進んでいない地震の兆候が、大地震の2週間前から3週間に現れることがある。こうした兆候を発見することは大変重要で、それにより、避難を計画し対策を講じることが可能となる。

 現在、ロシアと英国の研究グループが開発している衛星システムTwinSatにより、地震の全ての予兆を観測することが可能となり、より正確な地震予測が可能になると地震学者のヴィターリー・チミレフ氏は語る。

 「TwinSatの課題は、地震の前兆となる現象を特定することです。私たちは、地震発生の危険性がある地域の地上観測所ネットの創設を企画しています。衛星観測と地上観測からの情報を総合して、地震発生に関係する全ての現象を包括的に組織化するつもりです。」

 衛星システムTwinSatは、地震の前兆の組織的なモニタリング行い、全ての情報を事情観測所に送信する。これはまだ研究プロジェクトに過ぎず、実用化されるのは2018年から2019年からとなる。しかし、日本、フィリピンそして地震帯に属する地域の国々は、すでにTwinSatに興味を示している。

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