2012.08.23 , 09:31

ケニアで民族間衝突 50人以上死亡

ケニアで民族間衝突 50人以上死亡

   22日ケニア南東部で、民族間の衝突事件が起こり、50人以上が死亡した。AP通信が伝えた。

   タナ川地区警察署のジョゼフ・カヴォオ所長によれば、22日朝、ポコモ族のグループおよそ200人が、オラマ族の村を襲撃、家に放火した。そのため多くの人々は、逃げる間もなく家の中で焼死したほか、ナイフや弓矢で殺された。犠牲者の大部分は、女性と子供達だった。

   地域発展を担当するケニア国家基金のメグニ・スポークスマンは、今回の襲撃事件について「一週間前、ポコモ族のメンバーが、自分達の土地にオラマ族が家畜を勝手に放牧するのに抗議して、オラマ族の牧童を攻撃し多くの牛を殺したことに端を発するものだ。その際オラマ族側は報復として、ポコモ族のメンバー2人を殺害した。今回の襲撃は、これに対する復讐だ」と説明している。

   一方、紛争の目撃者であるマフムド・モハムメド氏は「襲撃には政治的意味合いがある。オラマ族の人々は、襲撃が準備されている事を事前に警察に通報したが、警察は何の対応もしなかった」と証言したが、ポコモ族の政治的動機については詳しく言及していない。

   現在、事件が起きた現場には警察が派遣されたが、沼の多い地域で又道もないことから捜査は困難を極めている。

  •  
    シェアする