2012.08.24 , 11:45

米ミサイル防衛システム、中国脅威論に基づかぬと説明に奔走

米ミサイル防衛システム、中国脅威論に基づかぬと説明に奔走

米国は、アジアにおけるミサイル防衛システムの展開計画について、積極的かつ多層的に、中国と交渉を重ねている。同システムが中国に向けられたものではないということを納得させるべく奔走しているのだ。このことについて、米国務省のヴィクトリヤ・ヌーランド報道官が金曜、発表した。「ミサイル防衛システムは中国に対してのものではない。配備計画はむしろ、北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)のミサイル脅威への憂慮に基づくものだ。」と報道官。また報道官は、ミサイル防衛計画の重点が、欧州からアジアへシフトしつつあることに触れて、これは防衛のためのシステムだと指摘。敵対国のミサイル発射のその時まで、先制的にシステムを作動させることはない、とした。

   米国が北朝鮮のミサイル脅威への対抗として、アジアでミサイル防衛システムを展開しようとしていることについて、昨晩「ウォールストリート・ジャーナル」紙が伝えた。米国のマーチン・デンプシー統合参謀本部議長は金曜、ペンタゴン(米国防省)の意向として、日本にもう1つレーダー基地を建設することを確言した。ただし、決断はまだ下されていない。情報筋の強調するところによれば、フィリピン領内にもう一基の海上配備Xバンドレーダーが配備されるはずである。アジア太平洋地域におけるミサイル防衛システムの拡充は、米オバマ政権の軍事戦略の一部をなす。軍事戦略への脅威となっているのは北朝鮮であり、また、領土問題で意見の不一致が見られる近隣諸国に対する中国の侵害的行動の激化である、と「ウォールストリート・ジャーナル」紙。中国の国防省は米国の計画について直接的には言及しなかったが、木曜、警告的な通告を提出した。国防省の声明の中で、「中国政府は、国際政治におけるどのプレイヤーもグローバル規模の戦略的安定を侵害することなきよう、呼びかける」と述べられている。

インターファクス、ヴェードモスチ

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