2013.04.16 , 12:33

爆破されたボストンマラソン

爆破されたボストンマラソン

ボストンマラソンにおける爆発事件で負傷者は144名に上っている。犠牲者はいまのところ3名となっているが、今後、その数が増える懸念もある。重傷となっているのは17名で、多くは手足がなくなっているという。

   ボストンの爆発事件はいまのところ公式にテロと断定されてはいないが、治安機関が議会向けに行った特別ブリーフィングでは、議員らから公にテロリストの関与が指摘されている。ボストンのFBIもそのような見方を示している。

   爆発事故現場では他にも数発の爆弾が発見され、警察によって処理された。ホワイトハウスの報道官が記者らに語ったところでは、「このようなことはテロ事件と見ることができ、我々の方としてもテロ事件とみなしている。」という。

   米国のバラク・オバマ大統領は特別の声明を発表し、連邦レベルでの安全措置を最大限に動員するとしている。またCIAおよびFBIの長官らとも会合を持っている。オバマ大統領は次のように述べている。

-今のところ、誰がどうしてこのような行動に及んだのか分からない。すべての事実が挙がっているわけではなく、結論を急ぐ必要はない。しかし確信してもらいたいのは、最後には真実を手にするということだ。誰がどうしてこのような行動に及んだのか、明確にするだろう。関与した者は、個人であれ、団体であれ、みずから法の重さをそのまま感じることになるだろう。

   テロ事件で重要になるのは、誰がやったのか、ということだ。いまのところ誰も犯行声明を出していない。米議会上院諜報委員会のダイエン・ファインシュタイン委員長は、ボストンでテロ事件が準備されていたと証明するような情報を有していない、と語っている。

   米国の一部のテロ専門家らは、今回の事件が地元の「アルカイダ」信奉者による犯行である可能性を指摘している。しかし「アルカイダ」は通常、政府関連施設を狙うが、今回は民間のイベントが標的として選ばれている。米国のテロ対策担当者の一人は「ロスアンジェルスタイムズ」紙に対して、「地元のイスラム過激派によるものとみるべきだろう」と語っている。

   一方、米国から数千マイル離れた英国では、今週日曜日に行われるロンドンマラソン期間中、安全措置が大幅に強化されると発表されている。ロンドンマラソンも数万人の参加者と数万人の観客が押し寄せる大イベントだ。マラソンの組織側であるニック・バイテル・チーフエグゼクティブは、どんなことがあってもイベントを成功させる、としている。

-ロンドンマラソンに向けては周到な安全プランがある。これは警察と共同で作成したものだ。そこではボストンでの爆発事件のような脅威に対応するための非常事態も考慮されている。もちろん、今回の事件を受けて、プランの一部を見直し、変更することになるだろう。

   ロンドンマラソンは今年、4月21日に行われる。このイベントは1981年以来定期的に行われており、昨年は約3万6千名が参加した。

 

  •  
    シェアする