2013.05.30 , 06:00

三菱の新型アウトランダー ロシアで生産開始

三菱の新型アウトランダー ロシアで生産開始

この春、ロシアの三菱自動車ファンには、良いプレゼントがあった。三菱(MMC)とフランスのプジョー・シトロエン(PSA)が、モスクワの南西180キロにあるカルーガ州にある両社の合弁工場で、新型三菱アウトランダー(3リットル・エンジン)の生産を開始したのだ。カルーガで組み立てられたこのタイプの最初の車は、5月の末にはすでにロシアのディラーに届けられた。当初アウトランダーは、日本から輸入されていたが、このモデルに対する需要が急速に高まった事により、MMCは3Lタイプのアウトランダーをロシアで本格生産する戦術的決定を下した。

  VOR記者はMMCのロシアにおける公式代理店である«ММС РУС»のエグゼクティヴ・ディレクター、アンドレイ・パンコフ氏に話を聞いた―

「日本の実業界は、ますます隣接するロシア極東に大きな注意を向けるようになってきている。極東は、我々にとって特別の位置を占めている。MMCは、危機の時代の2009年すでに極東地域を強力に我が物とし始めた最初の自動車メーカーとなった。極東の様々な都市に、9つのディラー・センターからなるネットワークが作られた。この戦略を示唆しているのは,現実の生活自体だ。極東では昔から日本製の自動車が人気がある。MMCは現在、売り上げ市場で約20%を占めているが、我々は今後もそうした数字を目指している。」

 

  «ММС РУС»の高井直哉社長は、ロシアにおけるアウトランダーの需要がダイナミックに伸びている理由について「この車が最初から高い性能を持っていた事ばかりではなく、三世代目がすでに他でもないロシアの消費者の要望を考慮して開発された点」に注意を促し、次のように強調した―

 

「ロシアは、MMCにとって鍵を握る市場だ。ここでの我が社の車に対する需要は、世界の他の国々より高い。これのついては、グローバルな販売結果が物語っている。MMCがロシア市場に入り、自分達のビジネスを発展させ始めたのは20年以上前だ。この短い間にMMCは、この市場が大きな潜在力を有していることを理解するようになった。そしてMMCは、ロシアの自動車ビジネスへの投資に関する決定を下した。益子取締役社長は、いつロシアが『10万台クラブ』に入るのか、つまり我が社の自動車が年間10万台以上売れる国のリストにいつ入るのか、今か今かと首を長くして待っている。恐らく近い将来、クラブ入りを果たせるだろう。」

 

  昨年ジュネーブでのデビュー後、新型アウトランダーはまずロシアでそのお披露目が行われ、その後、他の欧州諸国やアジア、米国で紹介されたことは注目に値する。力強く頑丈な新型アウトランダーは、ロシアのユーザーの間でみるみる人気を集め、昨年12月、ロシアの自動車専門雑誌「ザ・ルリョム」は、この車を中型クロスオーバーSUV部門で最優秀車に選んだ。

現在、ロシアにおけるクロスオーバーSUV車の人気と売り上げにおいて、新型アウトランダーはベスト3に入っている。

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