2013.09. 7 , 16:24

ウラジオストック国際映画祭「太平洋の子午線」

ウラジオストック国際映画祭「太平洋の子午線」

9月7日19時、ウラジオストックのルスキー島では国際映画祭「太平洋の子午線」が開幕する。この映画祭はアジア太平洋諸国の新作映画を紹介する場で、今年で11回目を数える。今回は外国作品6本とロシアの映画60本が入った。

オープニングに選ばれたのはフランスの心理スリラー作品「チップ・トップ」とハリウッドのブロックバスター「リディック」。「チップ・トップ」の主人公を演じるのはフランス映画界のスターイザネラ・ユペール。ユペールは名誉ゲストとして映画祭に招待されている。ほかの有名ゲストにはハりウッド俳優のマイケル・マドセンがいる。マドセンハタランティーノ監督が好んで使う俳優で「キル・ビル Vol.2」に出演している。この映画祭に欠かさず登場しているのは作家のロック・ブリンナー。この日とは有名なアカデミー賞受賞俳優のユル・ブリンナーの子息だが、ユル・ブリンナーもウラジオストクの出身だ。ユルの生家には記念プレートが掲げてある。

 

 コンクール部門ではカナダの「夜明け」、ニュージーランドの「フィリップを殺して」がかけられる。この作品は世界初公開となる。韓国の「不眠、米国、イタリア、ベルギーの合作映画「引き潮」、中国の「崩壊」、ペルーの「掃除夫」、ニュージーランドの「ショッピング」、韓国の「私を呼吸して」、中国、フランスの合作「灯油ランプ」などが上映される。

日本からはクロサワ・キヨシ監督の「リアリティー」が上映されるが、特にサカモト・ジュンジ監督の「人類資金」が注目を浴びている。これには地元ウラジオストクの俳優、アレクサンドル・ザポロジェツトワジム・ザマラエフが酸化している。この映画の日本での公開は来月10月を待たねばならない。

 

 主要なコンクール部門では10の作品が上映されるが、ロシアからはユーリー・ブィコフ監督の「少佐」、ユシプ・ラズィコフ監督の「羞恥心」がかけられる。

映画祭のキュレーターをつとめるナタリヤ・チモフェーエヴァ氏は、こうした作品は本質も内容も異なるものの、共通するイントネーションを持つとして、次のように語っている。

 「両作品とも非常に重要なテーマを扱っている。アレン・レネの言葉を思い起こすと、レネ監督が『広島、私の愛』を撮ったとき、『ある人間の悲劇が全人類、国全体の悲劇として受け止められたとき、ようやく私たちの世界はヒューマニティーにあふれたものとなるのだ』と語った。原則的にはこの2つの作品は無関心を描いているといえる。」

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