2013.09.14 , 17:30

障害者用の観光会社がモスクワに誕生

障害者用の観光会社がモスクワに誕生

   今年の末、モスクワには障害者用のサービスを行う観光会社が誕生する。この会社は移動に困難がある障害者たちに対し、外国旅行をおせわすることを目的としている。障害者用の観光会社を開設するという構想はインターネット・ポータルの「開けた惑星」が打ち立てた。このポータルは障害者らが外国旅行での感想を交換し合う場となっている。

   ポータルができたのは2011年。創設者イーゴリ・ガコフさん自身、障害者で、車椅子に乗って移動している。イーゴリさんがサイトを立ち上げようとしたのは、ヴェネチア旅行を行った後。ヴェネチア旅行を準備するにあたって、イーゴリさんはロシア語のインターネットを検索したものの、ヴェネチアとその近郊の名所は車椅子に乗っても旅行できるものなのかどうか、全く情報がないことに驚いた。そのかわり米国のサイトにはたくさんの情報が見つかり、これが障害者がヴェネチア観光を行うには、あちこち見て回るにはどうしたらいいかを教えてくれる一種のインストラクションになった。この旅行を機に、イーゴリさんは同じようなサイトをロシア語インターネット環境でも作ろうと決心したという。

   現在、サイト用に障害者用外国旅行のテキストを執筆しているのはイーゴリさんのほかにも数名いる。全員が障害者だ。障害者の泊まれるホテルは、どこでご飯が食べられるか、車椅子用のスロープが設けてあるミュージーアム、名所はどこかなど、様々な貴重な情報が盛り込まれている。

   サイトに載せられた渡航先情報はヨーロッパ、アフリカ、アジア。世界を見て回りたいと夢見ていた障害者たちにこのインストラクションは何度も利用されている。障害者のための特別な観光会社を作るということは、インターネット・ポータル「開かれた惑星」を発展させる上では次なるステップとなった。

   このような観光会社はモスクワにもロシアにもない。イーゴリさんは障害者が回ることのできる観光ルートを作るうえで欠かせないのは、出発地点から最終目的地まで障害者を運ぶ交通手段がしっかりしているかだと語る。航空会社、交通運輸会社、タクシー、レンタカーのサービスが障害者に合致したものとなっているかということに加え、もうひとつ大事なのは宿泊する施設が障害者の利用しやすいものとなっているかだ。もちろん観光名所へのアクセスのしやすさも重要なポイントとなる。観光会社ではこうしたファクターをすべて考慮し、障害者向けのサービスが行われる。

   「開かれた惑星」のサイトアドレ スはこちら

   http://invatrav el.ru/

 

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