2013.10.14 , 18:00

ロシアのエコノミストは欧米より楽観的

ロシアのエコノミストは欧米より楽観的

ロシアのアレクセイ・ウリュカエフ経済発展相は、10月期のロシアのインフレ率を6,2%と伝え「年間予想を変えるつもりはない」と言明した。彼の言葉によれば、豊作によってロシアの食糧市場の状況がよくなり、インフレ率は今年末までに、目標範囲内の5-6%に戻るだろうとの事だ。一方欧米の通信社は、状況をもっと悲観的に見ている。

     先日IMFは、ロシア中央銀行に対し、インフレ・レベルを安定化させるため、金融政策を引き締めるよう勧告した。IMFの専門家らは、2013年をまとめたロシアのインフレ率予想を6%から6,2%に引き上げた。
     これに対しウラジスラフ・ベロフ経済学博士は「ロシアにおける価格の上昇は、全く別の基盤に立つものだ」と反論し、次のように述べた―
   「なるほど、ロシア経済は、ベターな状態にあるとは言えません。これは多くの問題と関係しています。しかしまず、IMFの専門家らがどういった指標により、ロシアについてのマクロ経済的データを下げているのかに目を向けたいと思います。マネーサプライの拡大が、経済に否定的な影響を与え、その事が価格上昇の原因であると予想するのは正しくありません。ロシアにおける価格上昇は、自然独占の税率規制と関係しているのです。」
  世界銀行も含め、専門家らは、今日ロシアの失業率が、これまでで最も低いレベルにあり、設備稼働率が危機前の水準に戻った事、一方インフレ率が90年代初め、つまりソ連邦崩壊以降で最も低いことを認めている。
    しかし経済成長率は鈍化している。経済発展省のデータによれば、今年の成長率は約1,8%で、この数字は、ロシアのような可能性と潜在力を持った国としては、当然低いと言わざるを得ない。IMFは、GDPも1,5%という低い予想を出している。国際的に権威ある専門家達は、経済を救えるのは、競争力の強化と目的をはっきりと絞った新しく効果的な企業支援だと主張している。ベロフ経済学博士は「経済学部の学生なら誰でも、容易にそうしたアドバイスができるだろう」とコメントし、次のように続けた

  「ロシア国内での競争は徐々に高まっているように思われます。地域は、お互いに、資本や労働力を得ようと互いに競い合っており、多くの地域は、よく考え抜いた政策をとるようになっています。もちろん問題は残っています。それらのうちで主なものは、官僚主義と汚職です。残念ながらここは、望まれているほどの速さで規制ができない領域です。それでも数字は良くなってきています。
   IMFは、教科書から大部分取ってくるような金融政策に関する必ずしもよく考え抜かれていないアドバイスをしたり、又ロシアのような変容しつつある経済の実践からアドバイスするより、何らかの形で我々のイニシアチブを支援する方が良かったと思います。」
    最後に指摘したい事は、今日ロシアには、破産に瀕しているような地域はないという点だ。大きな債務を抱える州に対しては、連邦中央から、自分達の力に頼って、短期間のうちに予算政策と運営の方法を見直すよう警告がなされた。国は、地域の債務問題を連邦予算を使って解決するつもりはない。

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