2013.10.17 , 15:31

露日の大学 長ければ長いほど友情は強まる

露日の大学 長ければ長いほど友情は強まる

モスクワで第4回露日学長会議が開かれた。大学教育制度が誕生してから、数世紀が経過した。大学の確固たる伝統は、若者を育ててきた各時代の教授たちによって支えられてきた。だが、急激に変化するこの現代世界で生き抜くことはできるのだろうか?第4回露日学長会議では、グローバルリスクの存在における教育や学術の発展、社会の安定した発展の保障などが主な協議テーマとなった。

インドネシアのバリ島で開かれたAPEC首脳会議の機会に、ロシアのプーチン首相と日本の安倍首相が会談した。露日首脳会談では、露日間の交換留学に注意が向けられ、留学生の数を2020年までに5倍に増やすことが提案された。

  ロシアは欧州諸国の中で一番初めに日本語教育を始めた国だ。現在ロシアの大学の50校で日本語の教育が行われている。また小学校でも日本語を勉強することができる。日本語教育が行われている学校は約20校。ロシアと日本の大学間の最初の交換留学は、今からおよそ40年前にモスクワ大学と東海大学の間でスタートした。現在モスクワ大学は、日本の18大学と協定を結んでいる。

  モスクワに2010年、学術交流におけるロシアと日本の大学の相互協力の調整をはかる東北大学のセンターが開設された。その後、ロシアと日本の大学間のパートナーシップがさらに活発化した。モスクワ大学のヴィクトル・サドヴニチー学長は、ロシアと日本の大学は現在、共通の課題に直面していると指摘し、いま世界中で、学術研究に関連した教育が行われていた大学の既存モデルが見直されていると述べ、次のように語った。「全世界の教育制度は現在、著しい変化を迎えている。教育は、サービス業のようになり、大学には市場原理が入り込んでいる。もちろん、教育・学術分野を含めた発展に関する世界的傾向が存在しており、それを考慮する必要がある。だが、大学教育を市場原理のみに基づいて構築してはならない。大学は、民族の伝統、文化、歴史、知識を伝えるという重要な任務を維持しなければならない。日本では、民族や歴史的ルーツが大切に保存されている。これなしに、日本は、生活全般に関する現代のハイテクノロジー分野において偉大な成果をあげることはできなかっただろう。」

    第4回露日学長会議では、ロシアと日本の大学40校の学長が、交換留学のほか、医療、エネルギー、環境、農業分野における技術開発に関する協力の可能性について協議した。サドヴニチー学長は、これらが早急に具体的な取り組みに発展するために、日本人の大学生100人をロシアへ招いた。これは、日本の大学生たちが、ロシアの歴史、文化、またロシアの教育や学術に直接触れることを目的としている。安倍首相も、この提案を支持したという。日本大学生たちは、来年3月にロシアを訪れる予定。

 

 

 

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