2014.01.17 , 14:51

2035年まで、ロシアは大型エネルギー輸出国であり続ける

2035年まで、ロシアは大型エネルギー輸出国であり続ける

ロシアは今後20年間石油ガスの輸出国として首位の座を保ち続ける。毎年発刊の「世界エネルギー展望」のなかで英国企業BPはこうした予測を発表した。BPの予測では、ロシアにおける石油ガス採掘は採掘困難な海底油田やシェール・オイルも含めて拡大し、従来のガスの備蓄はこの先100年は足りるとされている。

    20年後、ロシアは世界のエネルギー燃料の最大輸出国となっているだけでなく、その発展速度も拡大を続ける。2035年までに石油採掘量は現在の年5億2300万トンから最高で5億4800万トンに達し、ガスも今の6720億立方メートルから8070億立方メートルにまで伸びる。

    「アリパリ」社、分析課のアレクサンドル・ラズヴァエフ課長はBPの分析は真実に近いとして、次のように次のように語っている。

    「予測は十分に公平なものだ。これにはまず、東シベリアおよび北極の備蓄が考慮されており、BPの活動によって確証されている。昨年BPはロシアの国営石油企業「ロスネフチ」に続いて第2を占めた。BPは単にレポートを発表しただけでなく、自社の資金もそれに投じている。BPは正しかった。なぜなら世界で石油需要の削減が起きれば、ガスの需要は絶対に弱まることはないからだ。様々な評価では、ロシアには世界のガス備蓄の約3分の1があるとされている。これはBPのレポートの公平さを再度保証するものとなっている。」

     BPの専門家らは、ロシアの採掘拡大は海底、シェール層でも進むと予想している。こうしたオイル採掘に必要な技術を応用する条件を作るため、ロシアは、海底、シェール層を採掘しようとする企業に対し、税の緩和措置を建てた。20年後、ロシアは海底、シェール層の石油採掘量で2位を占めることだろう。

     国家エネルギー安全保障基金のコンスタンチン・シーモノフ会長もBPの見解に同意をしめし、次のように語っている。

    「ロシアは従来の油田、ガス田ではない場所にかなりの備蓄を抱えている。これはロシアの戦略的備蓄であり、この先30年、50年、いやそれ以上の年月をかけて採掘していくものだ。海底やシェール層などの備蓄を採掘することで、ロシアの石油の世界的な首位をずっと長く保ち、輸出大国としての地位を保つことが可能となる。」

     シモノフ氏は海底やシェール層の石油を採掘するためにロシアの地理的な位置は好都合だとして次のように述べている。

    「ロシアの利点はなにか? これは海底、シェール層などの石油が従来の油田とかならずしもはなれた、別の場所にあるわけではないことだ。同じ場所に、ただしより深い場所にあることもしばしばだ。つまり西シベリアの油田では、従来の油田より深い場所にも備蓄がある。採掘は困難だがインフラはすでにできあがっており、輸送のロスも辺鄙な場所にあって、パイプラインを建設しなければならないケースから比べれば断然少なくて済む。」

     従来のエネルギー燃料の採掘と輸出においてロシアが首位を占めることがほぼ論理的であるのならば、BPレポートのある1項は本物のセンセーションを呼ぶことになる。BPはロシアとラテンアメリカは近い将来シェール・オイルの採掘において首位にたつとみなしたからだ。ロシアの領土にどれだけのシェール・オイルが眠っているかは正確にはいいがたい。現時点ではロシアのシェール・オイル備蓄量の詳細は調べられておらず、ほとんど全土で従来型の油田の探査に力点のすべてが置かれている。エネルギー省の評価では、ロシアにはシェール・オイルの眠る地区は約12箇所とされ、その備蓄量は50億トンと試算されている。つまり、この採掘ポテンシャルは巨大だというわけだ。

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