2014.02.20 , 13:44

ロシア 石油埋蔵量で世界トップとなるか

ロシア 石油埋蔵量で世界トップとなるか

   世界最大の石油供給国ロシアは、さらに埋蔵量でもトップに躍り出る可能性がある。ロシアは現在埋蔵量では世界第三番目だ。昨年初めの時点では八番目だったが、昨年末に調査結果が発表された後、一気に五つの国を飛び越して第三番目となった。来年にはいわいる非従来型資源の調査も始まる予定で、東西シベリヤのすでに開発されている油田周辺が対象となる。

   中でも「バジェノフ層シェール」が主眼となっている。これは西シベリヤで地下2キロ以上の深い部分に発見されたもので、100万平方キロメートル以上の土地に広がっている。天然資源省によれば、バジェノフ層シェールオイルの埋蔵量は300億から400億トンで、これは現在ロシアが持つ確定埋蔵量の半分の量に相当する。ただこれはいまだ確認されてはいないもので、確認するためには綿密な調査が必要だ、と経済学者のセルゲイ・エジョフ氏は指摘する。

   -よく、確定埋蔵量と資源という言葉が勘違いされています。資源というのはあくまでも予測であって、埋蔵量ではありません。もし開発技術がなかったり、採算がとれないものならば、埋蔵量とは言えないのです。資源という面だけでみれば、ロシアは確かに巨大な国です。

   現在、いまだバジェノフ層を開発するための技術はない。かつて米国が試みたことがあったが失敗している。ただバジェノフ層は濃縮度や純度が高く、精製のためのコストは抑えられる。ロシアは従来型の埋蔵量がまだ数十年分あるため、その開発を急ぐ必要はなく、50年先に再び話題になるような話だ。エジェフ氏はまた次のように指摘している。

   -もしいまある試算が確認されれば、いま残っているすべての石油を合わせたぐらいになるため、開発する価値があります。未来にも目を移しておかなくてはなりません。というのもいまある石油はいつかはなくなり、バジェノフ層を開発する技術はどちらにしても必要になるからです。すでにそのための動きが始まっています。

   バジェノフ層のほかにもロシアには数十の採掘が難しい油田がある。予測によれば、その資源量ではロシアは世界トップであるという。

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