2014.02.24 , 12:00

学説:火山灰が地球温暖化にブレーキをかけている

学説:火山灰が地球温暖化にブレーキをかけている

米国の学者らが、火山灰の地球の気候への役割を考慮した気候モデルを作成し、1998年以降の平均気温の上昇に火山灰がブレーキをかけていた可能性がある、との結論に達した。ネイチャー・ジオサイエンス誌に論文が掲載された。

米リバーモアのローレンス記念国立研究所のベンジャミン・サンター博士率いる研究チームによれば、「ブレーキ」の主な原因は、火山の噴火による灰、酸化硫黄その他のアエロゾルだった。こうした粒子が地球を冷やし、気候温暖化の速度を著しく下げていた。年平均気温の成長を抑止することへの貢献度は11%から15%にも上るという。

   火山灰が地球の気温を下げたことは歴史に例がある。1815年、インドネシアの火山が噴火、地球は著しく寒冷になった。遡れば7万5000年前、トバ火山の大噴火により、地球に10年間の冬が訪れ、その後の1000年間、寒冷期が続いた。

   リア・ノーボスチ

  •  
    シェアする