2014.04.27 , 18:42

プーチン:北極開発は国家的優先課題

プーチン:北極開発は国家的優先課題

北極を発展させ、保ち、守ること。

   ロシアのプーチン大統領は今週開かれた安全保障会議の定例会合でこれら課題を掲げた。ロシア北極地域の発展は今後数年間の国家的優先課題であるとプーチン大統領。
   北極開発、それは複合的課題である。学術研究、北方の海域のナビゲーションシステムの構築、軍事インフラの整備などを同時に進めていかねばならない。プーチン大統領は特に国防能力の強化を最重要項目のひとつとした。
   「軍事インフラを強化せねば。その一環として、北極に船舶・次世代潜水艦の統一基地システムを構築せねばならぬ。我々は今後も北極に巨額の費用をさき、北極諸地域の社会経済的発展に関する課題を解いていき、安全を強化していく。そのことに国益がかかっている」
   海軍基地関連施設とともに、陸・対空軍インフラも整備されるだろう、と「アルセナル・オチェーチェストヴァ」誌のヴィクトル・ムラホフスキイ編集長は語る。
   「北極には軍の主導で北極探知システムが構築されている。航空手段も無線手段も、地上のそれも船舶のそれも予定されている。また北方諸海の島嶼部・沿岸部の基地システムも、またさらには冬場に臨時的に氷上の軍事施設が構築される可能性がある。そのことはロシアの空挺部隊が最近証明してくれた」
   プーチン大統領は北極航路の開発も最重要課題のひとつとした。来年にもこの海上の幹線ルートで400万トンが通行しはじめるという。政治科学博士ウラジーミル・シュトルによれば、この数字は大陸間輸送をカバーできるものであるとしている。
  「専門家の間ではよく知られたことだが、北極海を経由する物流は、現在のスエズ運河経由のそれよりはるかに安上がりだ。経済的利益あるところ、様々な国が話に乗ってこようとする。その時、今話題の制裁などどこ吹く風だ」
   掲げた課題を効果的に解いていくために、プーチン大統領は北極政策の実行を担当する統一機関を設置した。諸省庁間また地域ビジネス間の調整役である。またプーチン大統領は政府に対し、2017年以降の北極の社会経済発展に関する国家プログラムに十分な予算をつけるよう指示した。

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