2014.06. 5 , 12:29

日本の決済システムJCBがまもなくロシア市場に導入

日本の決済システムJCBがまもなくロシア市場に導入

日本の決済システムJCBがまもなくロシア市場に導入される見通しだ。JCBカードは世界20カ国で発行され、190の国々で利用されている。その利用者の数はおよそ5900万人に上る。しかしロシアでは、少なくとも導入の最初の段階ではそれほど目立ったものとはならないだろう。

   日本人を始めとするJCBカードの保有者が仕事や観光でロシアを訪れたとき、カードでの支払いや現金の引きおろしに際して問題に直面することはよく知られている。JCBカードを扱っている銀行はロシアにはほとんどないからだ。一方、JCBにとっては、これからロシア市場に進出するにはロシアで活動をするための許可を中央銀行から得る必要がある。JCBはアルファバンクと協力関係を結んだ。

    一方、JCBは大きな野望がある。ロシアで実質的に独占状態にあるVISAとマスターカードが事業撤退を取りやめたことについても、JCBはまったく意に介していないと指摘するのはアルファバンク、プロセッシングセンターのヴィレン・チミリャゼフ所長だ。

   ロシア市場への進出については、VISAやマスターカードについていかなる問題も生じていなかった1年前に決定されていたものだ。ロシア市場への進出は意識的なもので、市場拡大のために当然必要なものである。彼らには十分な経験があり、独自のシステムがある。顧客を引き寄せるための興味深いオファーを提示し、ロシア市場に進出しようとしている。決済システムはまだ導入されたばかりであり、まだカードの発行は行われていない。またロシアで現在JCBカードを扱っているターミナルの30%は今のところ日本人のみを対象としたものだ。ですからロシア領内でのカードの発行数を増加させるまでは、取扱所の数が劇的に増えることはないだろう。ただ、世界中にはおよそ2300万の取扱所があり、多くの国をカバーしていることを指摘しておく必要がある。そして今、JCBはロシア進出を最優先事項のひとつとしており、マーケティングまた市場拡大のために資金を投資する用意がある。さらにJCBはアルファバンクだけでなく、その他のロシアの主要な銀行とも協力していくことになっている。アルファバンクはすでにJCBのメンバーとなっており、合意にしたがって今後はJCBカードの決済銀行としての機能を果たしていく計画だ」。

    このように、ロシアでのJCB導入の最初の段階ではそれはまだ目立ったものではない。チミリャゼフ所長は「最初は、VISAやマスターカードがあまり広く利用されていない中国、日本、韓国など東アジア諸国を訪れることが多い市民たちが最初のJCB利用者となる可能性が高い。その後、ロシアでのインフラが発展していけば、その他の顧客も増えていくだろう」と指摘している。

   JCBはすでに中央銀行に活動許可の申請を出した。許可はまもなく下りることになるだろう。

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