2014.06.23 , 15:08

外国におけるロシアの原発建設計画

外国におけるロシアの原発建設計画

ロシアは、外国に最も多くの原子力発電所を建設している国として認められている。ロシアは原子力発電所市場の16パーセントを占めている。ロシアの技術や熟練した専門家たちの需要は供給を上回っている。専門家たちは、ロシアの長年にわたる経験と効果的な提案は、競争にならないほど優れていると指摘している。

   最近3年間でロシア製原子力発電所の建設に関する外国からの受注は倍増した。2014年初めまでに、国営原子力企業「ロスアトム」の全受注高は980億ドルに達した。「ロスアトム」は、全世界に20基のエネルギーブロックを建設する準備を進めている。「ロスアトム」のノヴィコフ広報局長は、最新の技術と豊富な経験が、ロシアを同市場のリーダーへ導いていると述べ、次のように語っている。

   「私たちが提案するブロックはすでに存在し、建設され、稼働している。その中の最新のものは、中国の田湾原子力発電所にある。これは、現代のあらゆる安全基準を満たした「第3世代プラス」のブロックだ。田湾原子力発電所の管理者たちも、中国で最も安全性が高いことを認めている。私たちはパートナーたちに、プロジェクトの段階にあるもの、あるいは建設中のものではなく、すでに完成した技術を販売している。」

   原子力発電所を建設する時、ロシアの専門家たちは安全性に特別の注意を払っている。エネルギーブロックの所有者は、常にあらゆる緊急事態に備え、システムを通常の状態に戻すためにはどれくらいの時間を要するのかを知っていなければならない。福島第一原子力発電所の事故後、安全基準が厳格化された。「ロスエネルゴアトム」のアスモロフ副社長は、ロシアの原発では福島第一原発のような状況は起こらないと述べ、次のように語っている。

   「現在のロシアの設計では、仮に福島第一原発のような事故が発生しても、72時間以内に事故をコントロールすることが可能だ。もし純粋に福島第一原発のシナリオをあてはめた場合、ロシアの原発は約1ヵ月間『自立的』に運転できる。」

   外国のパートナーたちは、ずいぶん前からロシア製原発の利点を高く評価している。ハンガリー、バングラデシュ、中国、ベトナム、フィンランド、カザフスタン、ベラルーシ、またインドやイラン、ヨルダンなどと、原子力発電所の建設に関する協定が結ばれている。「ロスアトム」のノヴィコフ広報局長は、次のように語っている。

   「トルコ、バングラデシュ、ベトナムなどのように、その国で初めての原発が建設される場合、私たちはスタッフの訓練にも協力する。原子力エネルギー利用に関する新たな法律の制定や、監督機関の設立などもサポートする。」

   伝統的な原発のほかに、ロシアの専門家たちには、浮体式原子力発電所に関する独自のプロジェクトもある。浮体式原子力発電所は完全エネルギー自立型で、北極やカムチャツカなどのロシアの遠隔地で発電することを目的としている。世界初の浮体式原子力発電所「アカデミク・ロモノソフ」は、ほぼ完成している。今後、同じような原発が約10基建設される計画だ。

   アジアのパートナーも関心を示しており、ロシアのプーチン大統領が今年5月に中国を訪問した際、ロシアと中国は、浮体式原子力発電所の建設に関する協力について合意している。

原発, アレクサンドラ ジビジェワ, 社会・歴史
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