2014.07.17 , 17:20

ウクライナ和平への唯一の道 それは話し合い 

ウクライナ和平への唯一の道 それは話し合い 

  ロシアは、他の誰にもまして、ウクライナでの流血の惨事を止めさせることに強い関心を持っている。プーチン大統領は、すべての者が努力し、ウクライナで対立する双方を交渉のテーブルに着かせる事が必要だと指摘した。18日、ビデオ会議のやり方で、コンタクト・グループの定例協議が行われる見込みだ

     ウクライナの状況は、まさに毎時間刻々と悪化し、対立する双方は共に、実際はっきり感じられる損失を受けている。軍隊に召集された若者が非業の死を遂げ、平和に暮らしていた一般市民が命を失っている。ウクライナ南部・東部の住民達は、住む家も仕事も失いつつある。人々の血が、主人を亡くした妻そして孤児となった子供達の涙が流されている。プーチン大統領は、戦闘停止を主張する代わりに、兄弟同士の骨肉の争いをエスカレートさせるウクライナ指導部を煽る人々の良心に訴えかけた―

    「ロシア以外に、そしてもちろんウクライナ以外に、流血の惨事を終わらせ状況を調整する事に、これだけ強い関心を抱いている国を、私は他に知らない。我々は、ウクライナに多くの友人がおり、歴史的に特別の関係が常にあった。あそこには、多くのロシア人、ロシア語系住民がおり、経済的に密接に結びついている。言うまでもなく必要なのは、まず軍事紛争を止めさせること、ここで特に強調したいが、双方の側からの攻撃を止めさせることであり、紛争当事者双方を交渉のテーブルに着かせることが重要だ。」

    危機の平和調整に向けたコンタクト・グループの会合は、もう3週間も開かれていない。6月27日、義勇軍、キエフ当局、ロシア政府そしてOSCE(欧州安保協力機構)の代表達は、和平交渉実施の諸条件に関し合意した。しかし7月1日、ウクライナのポロシェンコ大統領は、軍隊に対し攻撃命令を出してしまった。

   しかし今回ロシア政府の支援のもと、OSCEの努力により、コンタクト・グループ定例協議の実施について、合意する事ができた。18日、ウクライナのレオニード・クチマ元大統領をキエフ当局の仲介役に、ロシアのミハイル・ズラボフ駐ウクライナ大使、OSCEの代表そしてウクライナ南部・東部のリーダー達が、ビデオを使って会議を開き、現状を打開する道の模索を試みようとしている。

   専門家らは、新たな死者が生まれ、砲弾が撃ち込まれるたびに、ウクライナ南部・東部の人々が、自分達をウクライナ人だと確認するのが困難になる事、そして、ますます頻繁に黒海北部沿岸地域を「ノヴォラシヤ」と呼ぶようになっている事を認めている。

   ロシア歴史展望基金のパ-ヴェル・スヴャテンコフ研究員は「そうした名称は歴史的正当性がある」と指摘し、次のようにコメントした―

  「ノヴォラシヤは、エカテリーナ2世の治世下に、つまり18世紀後半にロシア帝国の版図に入った土地で、例えば米国が西部開拓時代にやったような方法で、自らのものとした場所だ。つまり、新しい住民を誘致し、以前からあった小さな村落の周りに都市を建設していったのだ。」

   1918年(ロシア革命の翌年)、ノヴォラシヤはウクライナへの編入に対し、積極的に抵抗した。多くの民族が住むニコラエフ、へルソン、オデッサ、ティラスポリ、セヴァストポリ、マリウポリといった都市は、政治的に又経済的にウクライナに属する用意ができていなかった。あれから、ほぼ1世紀が経ち、現代のノヴォラシヤの住民達は、かつて先祖達が直面したのと事実上同じ状況に置かれている。キエフ当局は、彼らが到底同意できない政治体制を、一方的に押し付けようと試みている。彼らの権利を尊重する事、それが唯一、平和へと続く道であり、話し合いこそが、その途上における第一歩に他ならない。

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