2014.09.26 , 13:25

モスクワ動物園 創立150周年

モスクワ動物園 創立150周年

モスクワ動物園は今年、創立150周年を祝っている。欧州で最も古い動物園の一つであるモスクワ動物園は、1864年に帝国動物・植物環境順化ロシア協会として開園した。現在の動物園の古い敷地の部分には当時、プレスニャ川が流れており、モスクワっ子たちのお気に入りの散歩コースだった。緑の丘、野原、花咲く庭園... このまさに絵にかいたような美しい風景が、動物園の敷地にばれた理由だ。またここは、全てのモスクワっ子たちにとって、距離的にも訪れやすい場所だった。

開園時には、家畜134種類、野生動物と鳥類153種類、爬虫類7種類が飼育されていた。もちろんそのうちの多くは、クマ、オオカミ、キツネ、アナグマ、ウサギ、リス、シカ、そして多くの鳥類など、ロシアに生息する動物たちだったが、ライオン、トラ、ジャガー、ヒョウ、サイ、ワニなど、他の気候帯に生息する動物もいた。モスクワ動物園は創設当時から、外国の学界と緊密な関係を維持していた。動物園のために動物が購入されたり、野生動物を捕まえるために遠征なども行われた。なお、特に大型動物や貴重な動物は寄贈されたものが多かった。例えばインドゾウはアレクサンドル2世、サイは、皇帝一族のコンスタンチン・ロマノフ公から贈られた。

 1927年、動物園に新たな敷地がオープンした。そこでは動物たちが狭い檻の中ではなく、水の流れる堀で観客から隔てられた広々とした動物舎で飼育された。

モスクワ動物園では常に、生き物を愛する人たちが働いていた。第二次世界大戦時、モスクワ動物園には焼夷弾が落下した。動物園の職員たちは、24時間動物たちの側から離れなかった。職員たちは自宅から毛布などを持ち寄って、割れた窓ガラスをふさいだり、攻撃の際には脅える動物たちをなだめた。大勢の職員たちが、動物園の敷地内にある職員用の施設で寝泊まりした。

モスクワ動物園は常に、モスクワっ子たちの憩いの場所だった。動物園は戦時中も営業を続け、1941―1945年には600万人以上が来園した。

 モスクワ動物園では現在、8000匹以上の動物が飼育されており、その数は増え続けている。モスクワ動物園は、欧州動物園水族館協会やユーラシア地域動物園水族館協会に加盟しているほか、世界中の自然保護団体と協力しながら、絶滅危惧種の保護に関する数多くの国際プログラムにも参加している。モスクワ動物園が世界で初めて飼育下で繁殖に成功した動物たちもいる。また動物園では、「動物園の誕生日」、「トラの日」、「鳥の日」、「ヘビの日」など、来園者のために定期的にイベントが開かれている。巨大で活気のある町モスクワの中心部にある動物園は、今も訪れる人々に喜びを与え続けている。

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