2014.10.20 , 15:34

ロシアに新しい島が誕生

ロシアに新しい島が誕生

  ロシアの領域が新しい島の出現で拡大した。ラプテフ海で発見された陸地は非常に小さいものの、それでもこれは北極圏におけるロシアの排他的経済圏を著しく拡大してくれるものだ。

  思いがけない発見をしたのはヘリコプターの乗員らだった。ノボシビルスキー諸島上空を飛行中の彼らは海のど真ん中で陸に当たって砕ける波頭に気がついた。地図上にはこの地点では何のしるしもない。ヘリコプターMi-26のアレクサンドル・マトヴェーエフ司令官は次のように語っている。

    「これが新しい島である可能性は最初はあまり大きくなかった。それでも私は部下にこの場所をGPSにマークするよう命じた。次のフライトはこの場所を探すために飛んだが、無駄足ではなかった。島は実際に存在していたからだ。」

    それどころか、学者らの意見では島はどうやら新しく出現したものではないらしい。世界自然保護基金(WWF)ロシア支部で「気候とエネルギー」プログラムを率いるアレクセイ・ココリン氏は、昔はこの緯度の付近は常に厚い氷で覆われていたのが、氷が極点に近い場所へと移ったがために、島の出現へとつながったのだろうとして、次のように語っている。

    「島はおそらくもっと大きなものだったのだろう。だが、年間360日間は氷に覆われているため、誰もそれに気がつかなかった。ところが今、氷が島を覆う時期は年間300日となり、覆われていない時期にこの上を飛んだことで、その存在に気づくことができた。」

    ロシアに出現した新島を公式的に登録するためには、一年を待たねばならなかった。ヘリコプターが島を発見したのが2013年秋。2014年の9月にはこのノヴォシビルスキー諸島には調査船「アドミラル・ウラジミールスキー」に乗った水路学の探検隊が差し向けられた。研究者らによって島の存在は確認されている。歴史学者で地理学者のセルゲイ・ルィジー氏は、島の名称はすぐには決まらなかったとして、次のように語っている。

    「島の出現が分かった後、これはバウンチ島と名づけられることになった。というのも島の形が宣伝に出てくる有名なチョコレートキャンディーにそっくりだったからだ。だが、島を最初に発見したのが誰だったのか、これを明らかにする段階でみんなが口々に『ヤー、ヤー、ヤー!(私だ、私だ、私だ!)』と叫び始めたので、じゃあ、島は『ヤーヤ島』にしようということになってしまった。」

    学者らによれば、ヤーヤ島は小型の砂による島で高さ1メートルたらず、大きさも島に出来た潟から想定するn370メートルかける125メートルほど。

   だが、この小島のおかげでロシアはここにさらに452立方キロメートルの海域を得、北極におけるプレゼンスの拡大が図れたのだ。

 

 

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