2015.02. 6 , 14:45

モンゴルの魅力に気づいた日本

モンゴルの魅力に気づいた日本

日本は、モンゴルが経済連携協定に署名する意向を示している初の国となった。同協定は、厳密に定義されたケースを除いて、貿易を、関税という形での制約、輸入関税、その他の障壁から最大限解放するとみられる。

近い将来にも、協定に調印がなされる可能性がある。昨年11月にモンゴルの首相に就任したサイハンビレグ首相は、共同通信に、「近い将来、私の日本公式訪問が予定されている。これは私にとって首相就任後、初の外国訪問となる」と語った。サイハンビレグ首相の訪日は、2月の前半になる見込み。

これを促進したのは、2014年の夏に日本の東京で開かれたビジネス・フォーラムだ。同フォーラムには、両国の大手企業およそ500社から代表者が参加した。フォーラムは、モンゴルのエルベグドルジ大統領の訪日に合わせて開かれた。

エルベグドルジ大統領の日本訪問は、有意義なものとなった。なぜなら日本側からのドナー国としての支援と無償援助から、両国の経済関係を相互利益と相互補完性に方向転換することになったからだ。鉱物資源があまり豊富ではない日本は、モンゴルからの鉱物や農産物の輸入に関心を持っている。モンゴルは、日本の技術の導入、機械設備の輸入、投資、日本的経営の借用などに関心がある。モンゴルが鉱物の宝庫と呼ばれるのには理由がある。モンゴルの地中には、メンデレーエフの周期表のほぼ全てが眠っている。それは、石炭、鉄鉱石、スズ、銅、金鉱石、銀鉱石、亜鉛、モリブデン、リン、タングステン、ウランなどの大規模な層だ。またモンゴルでは、重要な石油やガスの鉱床も発見されている。

現在モンゴルの主な輸出品は、石炭、銅、モリブデン精鉱、蛍石、カシミヤ、ウール、皮革、衣料品、革製品、肉などだ。しかし最近まで、モンゴルの輸出量 の82%を中国が占めていた。

ロシア科学アカデミー東洋学研究所モンゴル課のウラジーミル・グライヴォロンスキー課長は、モンゴルの日本との緊密な接近について、まず第一に、中国に対する輸出依存を取り除くことを目指しているとの考えを表し、次のように語っている。

「モンゴルはあらゆる手を尽くして、鉱物の輸出先の多角化を目指している。そして、このような観点から、モンゴルは日本、オーストラリア、およびその他の国を潜在的なパートナーとみなしている。一方で、モンゴルの外国市場へのアクセスは、モンゴルが海への出口のない内陸国であり、輸送システムが未発達であるために制限されている。そのため、この点で自国の可能性を拡大するために、日本の助けを借りることに大きな期待が持たれている。モンゴルにとってこれは非常に重要だ。これはモンゴルと日本の協力を新しく、さらに高いレベルへと押し上げる初の戦略的経済協定となる。そして日本の目の前には良い展望が開かれている…モンゴルは、石炭や褐炭の巨大な埋蔵量を有している。その他モンゴルには、銅、鉄、鉄鉱石、銀鉱石、ウランなどもある…これがモンゴルを投資的に魅力的な国にしている…」。

複数の情報によると、モンゴルにはウラン鉱床が100ヶ所以上ある。モンゴルの地質学者たちによると、モンゴルのウラン埋蔵量は6万―6万3000トン、ロシアの地質学者たちのデータでは最大で12万ー15万トンとされている。外国の専門家たちは、モンゴルのウラン埋蔵量は、140万トンと推定している。この情報が確認された場合、モンゴルのウラン埋蔵量は、世界第5位となる。

最近まで世界市場の端に立っていたモンゴルが、いまアジアで最も急速に経済成長している国として考えられているのも重要だ。世界銀行、国際通貨基金、その他の国際機関は、モンゴルを短期的展望において最も急速に発展する国の一つだと考えている。これは、モンゴルの投資的魅力が高まり、投資家間の競争が激化することを意味している。

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