2015.02.19 , 14:11

ロシアが新原油ブランドを市場に発表

ロシアが新原油ブランドを市場に発表

ロシアは市場に新たな種類の原油を発表した。露日蘭合弁のサハリン・エナジー社は「サハリン・ブレンド」という名称で、クオリティーを向上させた新たな原油の販売に着手した。「サハリン・ブレンド」はサハリン産のVityaz原油に、サハリン島の北東の大陸棚にあるキリンスコエ・ガス田からのコンデンセート油を混入させて出来上がった。

コンデンセート油とは地表において凝縮分離した軽質液状炭化水素。これはコンデンセート油田で得られるか、ないしは天然ガスの採掘の際に分離して出来る。石油とコンデンセート油の混合物は単なる石油に比べ、より軽い含有物をもつ。こうした原料からはよりオクタン濃度の高いガソリン、航空燃料、高品質のディーゼル燃料を作り出すことができる。

特筆すべきは、このサハリン・ブレンドは石油市場で高い評価を受けているドバイ原油に依存せずにすんだということだろう。サハリン・ブレンドの将来性について、投資会社「チューリッヒ・キャピタル・マネージメント」社の分析部のニコライ・ポドレフスキフ部長は次のように語っている。

「ロシア極東で採れる石油、特にサハリンで採掘されるものはどれも、新たな炭水化合物原料を作りだすための主要な基準を満たしている。これはつまり、埋蔵量が十分にあること、安定した供給、必要なレベルに達したクオリティー、供給の歴史がそうだ。そうした原油は実際、すでに市場に供給されてきたが、いまこれは独立したブレンドになりつつある。価格は契約書に示されるものであり、それが他のブランドに左右されることはない。」

補足すると、サハリン・エナジー社はすでにアジア市場でタンカー4隻分の高クオリティー原油の供給を行った経験を持つ。その原油が今回、独自のブランド名を持つに至ったのだ。

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