2015.03. 4 , 15:49

オバマ大統領の主な目的はロシアの弱体化

オバマ大統領の主な目的はロシアの弱体化

オバマ米大統領はロシアを嫌っており、ウクライナのみならずシリア、イラク、その他の国に対する同氏の政策の主な目的も、ロシアの弱体化だ。カナダのグローバル・リサーチが報じた。

グローバル・リサーチは、シリアのバシャル・アサド政権打倒に夢中になっている米国が、シリアで戦闘を繰り広げる「イスラム国」に近代兵器が渡るのを許しているのは偶然ではないと指摘し、アサド大統領はロシアの同盟者であり、オバマ大統領の主な課題は、イスラム過激派ではなく、ロシアに勝つことであると報じた。

またグローバル・リサーチは、イラクにおける米国の「イスラム国」の拠点に対する空爆も、シリアでの「イスラム国」の支配地域を拡大させるとの見方を表している。

グローバル・リサーチによると、シリアは、欧州向け天然ガスの主要供給国という役割をロシアから奪い取るうえで鍵となる国だ。シリアは、カタールからサウジアラビア、ヨルダン、トルコ経由で欧州へつながるガスパイプラインルートの唯一の障壁だ。このようなルートの建設は、カタールにとって、世界最大のガス市場である欧州におけるロシアとの競争を招くだろう。

グローバル・リサーチによると、これより先、オバマ大統領は、カタールが支援する「ムスリム同砲団」を支持したが、「ムスリム同胞団」はシリアで「自分たちの非効率性を証明」したため、米国はサウジアラビアが後援する「イスラム国」への支援に切り替えたという。一方で、グローバル・リサーチによると、アサド大統領が敗北した場合、次なるターゲットは、ロシア産ガスの欧州向け供給でロシアと合意に達したトルコとなる可能性があるという。

なお、米国のイランに対する政策だが、ケリー国務長官はイランと協議をしており、イラン産ガスの欧州への輸出方法が見つかる可能性もある。

グローバル・リサーチは、「イランがロシアに敵対する方向に転換した場合、ゲームのルールが変わる可能性がある」と指摘している。一方でグローバル・リサーチは、イランとのあらゆる取引には、イスラエルが積極的に反対しているため、ウクライナで起こったような「カラー革命」の手段を用いてこのような目的を達成するのは不可能だと強調している。

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