2015.03.11 , 14:43

米政治学者、エンダル氏、欧米の圧力でロシアに再生の力が湧く

米政治学者、エンダル氏、欧米の圧力でロシアに再生の力が湧く

米国とNATOからのロシアへの圧力はパラドックスに満ちた結果をもたらした。ロシアの市民はかつての偉大さを取り戻す力を自分のうちに感じたのだ。米政治学者で戦略コンサルタントのフレデリック・ウイリヤム・エンダル氏は、こうした見解を雑誌The New Eastern Outlookに掲載した。

エンダル氏は、「ロシアではある種驚くべきことが進行している。そしてそれは我々が予期したものとは全く異なる。辱められ、貶められたと状態におちいるかわりに、この国は、ルネッサンスとも、民族の復興ともいうべき過程を通過しようとしている」と書いている。エンダル氏はまさに市民がこのルネッサンスに「もっとも希望をもたらす要因」になっていると指摘する。

エンダル氏は1994年にロシアを初訪問した際、市民は生活力の最低レベルまで貶められた」ように感じていたと回想している。それから20年が経過し、ロシアに再び外的脅威が立ちはだかると、今度はロシア人はこれに立ち向かい、自尊心を表し、結果に焦点を当て、かつて失われてしまったものを再生しようという願いを表している。

エンダル氏は、いかなる代価を払っても、ウクライナの軍事紛争を起こしても、ロシア経済とプーチン大統領を害し、ロシア人を否定的な場に落としいれようという西側のまさにこうした試みこそが、ロシアを自分の文化、人間のなかに新たな肯定的性格を見つける方向へと仕向けたのだとの見方を示している。

エンダル氏は、米国やEUによる制裁といった、ロシアへ圧力を講じるという措置は、単にロシア国民を結束させただけに留まったと考えている。特に、多くの人々はウクライナ情勢に抗議を表すなかで結束した。このほか、制裁によってロシア国民のプーチン大統領の支持率はさらに強まった。

エンダル氏は「ロシア人は、精神的に退廃し、破綻した米国世界にかわるものを作り出そうという前代未聞の試みに、自分の国の指導者らが取り組んでいることを理解している」と指摘する。

エンダル氏は、西側の圧力を受けて、ロシア市民は時代遅れとなった米国のモデルを土台には使わずに、ロシアを自分らの力で躍動的に発展した21世紀の国にしようと意識していると結んでいる。

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