2015.03.15 , 11:34

ロシア連邦麻薬流通監督庁 中国の麻薬と闘うロシア

ロシア連邦麻薬流通監督庁 中国の麻薬と闘うロシア

ロシアの麻薬取締官によって、中国の合成麻薬ルートが遮断されるケースが増加している。最近では、モスクワのシェレメチヴォ空港で、北京発モスクワ行きの便に乗っていた中国人34人が、ロシアへ230キロの麻薬を持ち込もうとして拘束された。麻薬の運び屋は、スーツケースの私物の中に麻薬の入った袋を隠していた。

ロシア連邦麻薬流通監督庁のイワノフ長官によると、合成麻薬の流通量は指数関数的に増加しているという。今年1-3期の合成麻薬の押収量は、前年同期比で2倍に増えた。イワノフ長官は、合成麻薬は主に中国から入ってくると述べ、次のように語っている。

「もう一つ例を挙げましょう。最近ロシア連邦麻薬流通監督庁は、シベリアの複数の都市で一斉に特別作戦を実施しました。犯罪グループのメンバー21人が拘束され、中国の濃縮デザイナードラッグ100キロが押収されました。『スパイス』と呼ばれるドラッグを2トンは製造できる量です。合成麻薬の危険性は、ヘロインの2倍の速さで広がっていることです。ヘロインは路上で手から手へ直接わたっていますが、合成麻薬は、接触しない方法で流通しています。」

これは、人目につかない場所にある置き場所や隠し場所と呼ばれるものを指している。それらは森、公園、階段の踊場など、どこにでもある。隠し場所の「コーディネーター」は、お金を受け取ったあと、購入者に場所を知らせる。すなわち、中国から入ってきた麻薬は、自宅から出ずに、インターネットを通じて購入できる。このような流通手段は特に危険だ。これについてイワノフ長官は、両国にとって共通の問題だとの考えを表し、次のように語っている。

「スパイス対策は、ロシアにとっても中国にとっても焦眉の問題です。なぜならこの悪と闘うために法律を改正する必要があるからです。ロシアは、ロシア連邦麻薬流通監督庁が新たな化学式を機動的に禁止することを可能とする対スパイス法を採択しました。以前はこのプロセスに約1か月かかりました。中国でも現在このような法案が作成されています。」

昨年ロシアの麻薬取締官は、新たに288の物質を合成麻薬としてブラックリストに記載した。それらは中国の「毒物」だったが、化学式が変えられたものだった。イワノフ長官は、今年末までに闇市場には新たに300種類以上の「スパイス」が現れると予測している。共同で問題の解決に取り組む必要がある。

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