2015.03.18 , 22:03

ベトナムにおけるロシア製武器の役割

ベトナムにおけるロシア製武器の役割

ベトナム国防省はロシアが6隻の潜水艦の供給契約を遂行しているプロセスとその質に満足を示している。3月17日、マレーシアで開幕した国際航空軍事海洋博覧会でベトナムのフン・クアン・ハン国防相が表した声明のなかで、ロシアとの契約状況への評価がまず触れられた。

ロシアはベトナムに対して締結した総額20億ドルの契約の責任を期日どおりに遂行している。ベトナム海軍はすでに2隻の潜水艦「ハノイ」、「ホーチミン」を抱えている。カムラニ基地は3隻目となる「ハイフォン」を迎え入れる準備を整えている。最後の6隻目の納品は2016年に終了する予定。これらの潜水艦は世界のあらゆる潜水艦よりもエンジン音が極めて低く、水中音響探査機に最大限察知されにくい。この潜水艦を西側の専門家らが「海洋のブラックホール」と呼ぶのもここにわけがある。

ロシア人軍事専門家のヴィクトル・リトフキン氏はロシアの潜水艦について、次のように語っている。

「ベトナム向けのこうした潜水艦がいかに重要であるかは、評価してもしきれるものではない。これのおかげでベトナムは領海、沿岸ゾーン、石油採掘プラットフォーム、島を効果的に守ることができるようになる。」

ロシア製兵器はすでに70年にわたってベトナム軍に使用されている。最初に高射砲が供給されたのは50年代の初め。ソ連の「カチューシャ」は1954年、第1次インドシナ戦争の仏軍とのディエンビエンフーの戦いでの勝利の決め手となった。60年代、70年代の米国を相手にした第2次インドシナ戦争では、ソ連製のミサイル、軍用機が北ベトナム上空で約1000機の敵機を撃ち落している。1975年、サイゴンの統一会堂の門を打ち破り、サイゴン陥落を果たした戦車もまさにソ連製だった。

現代の兵器についていうならば、ここ数年でロシアとベトナムが結んだ武器供給契約は45億ドルを超える。その全てがすでに実現されており、実現の途上にある。ロシアの地上発射型ミサイル「バスチオン」を例にとればわかりやすい。これは超音対艦ミサイル「ヤホント」36基を搭載するもので、弾頭部分は200キロを越える。ロシアの専門家らは、「バスチオン」を越えるミサイルは世界の海洋艦隊のどこにも存在しないと言い切る。1年前にロシアの構成体に編入され、その沿岸部に米国の軍艦が現れ始めたクリミアにまさにこの「バスチオン」が展開されたといえば、それだけで明白だろう。「バスチオン」に気づくや否や、軍艦らはすぐにきびすを返した。

ベトナムの「クアン・ドイ・ミャン・ザン(人民軍)」紙のレ・フクグエン編集長は、ロシアとベトナムの軍事機器協力においてはトラブルや延期は一切ありえないとし、次のように語っている。

「ロシアはソ連時代からすでに、ベトナムとはパートナー関係を築いていた。ここ数年、両国の協力関係は新たなに大きく展開しており、そのおかげでベトナムは国防能力を強化する素晴らしい可能性を得た。ロシアのべトナム向けの契約、武器供給の合意はすべて期日、規模ともに正確に遂行されている。ロシアはベトナムにとって信頼性の高いパートナーだ。」

マレーシアの国際航空軍事海洋博覧会では、ロシアは主催国のマレーシアに続いて多い参加者数を誇っている。ロシアの国防企業は170を超える軍事製品を展示しており、その中にはベトナム軍にすでに供給され、よく知られているものも少なくない。

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