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    画家ゲンナージィ・ライシェフ氏

    ゲンナージィ・ライシェフ氏、宇宙の中の自分を意識するシベリアの画家

    © Sputnik/ Andrey Ivanov
    社会
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    アンドレイ イワノフ
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    ロシアは東に顔を向けた。…というのは単なる言葉の上ではない。このことはロシアがアジアと行う政治、貿易経済、文化協力の拡大の上からだけでなく、こんな場所にたたずむとよく理解できる。たとえばここ、西シベリアの町、ハンティ・マンシーシクのような場所に。

    ハンティ・マンシースクを8年前に訪れたある日本人記者はその豊かさに圧倒され、「こいつはすごい!」と叫んだそうな。その時以来、この町はもっと豊かに、もっと美しくなった。たとえばこの間、町には地元の誇る、少数民族マンシー出身の画家、ゲンナージィ・ライシェフ氏の絵画ギャラリーが出現した。超現代的な建物。そのファッサードはライシェフ氏のデッサンで見事に飾られており、すっかり町の顔、観光名所になり、そしてライシェフ氏自身も街の有名人になった。

    有名になったのは地元だけではない。ライシェフ氏の展覧会はフィンランド、フランス他、欧州諸国で行われている。文献学、芸術学の学問を修めたライシェフ氏は割合早いうちにプリミティブなリアリズムから抜け出し、独自の手法で描き始めた。ライシェフ氏の世界では具体的人物らのかなり正確に描かれた肖像画が、画家の眼が捉える、我々を取り巻く世界と宇宙を象徴するすばらしいコンストラクションと共に共存している。 

    「古典というのは都市との関係を前提にしています。ところが、私はこうした広大な空間に生まれたため、それを意味づけすることを求められました。この意味づけの過程で、私の捉えるシベリアは地球空間となったのです。こうすることで、私は自分らの命、生活をいわば宇宙的に理解することに近づき、人間と宇宙というテーマですでに多くを描きました。私は宇宙のなかの人間を表現せねばならないのです。まだ4年生のときですが、先生に雲の向こうには何があるのか、そうずっと向こうには何があるのかとたずねたことがありました。このほか、私は音楽空間も表現しています。私には音が見えるのです。音とは波であり、これは目に見えるものなのです。」 

    ライシェフ氏はロシアの古典であるプーシキンやゴーゴリの本のイラストもたくさん手がけている。だが油絵の題材は自分を取り巻くシベリアの空間にあるという。それがどう表現されているのか。是非ごらんいただきたい。

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