第二次世界大戦時代の「被爆」米空母 カリフォルニア沖の海底で見つかる

© REUTERS / San Francisco Maritime National Historical Park/HandoutCVL-22インディペンデンス
CVL-22インディペンデンス - Sputnik 日本
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1946年にマーシャル諸島で実施された原爆実験で標的とされ、その後、米本土に戻り廃棄処分にされた空母「CVL-22インディペンデンス」の残骸が、米カリフォルニア沖の深さ約800メートルの海中で発見された。

特別潜水艇の助けを借りて調査を行った学者らは「海底の空母は、船底を船首から船尾にかけて通すように配置された構造材(竜骨)も保たれ、事実上、損傷を受けていない」との結論に達した。米大洋大気局(NOAA)が16日発表した。

第二次世界大戦中、この空母は主力艦で、レイテ海戦や硫黄島上陸作戦など太平洋での大規模な数々の戦闘に参加した。その後1946年、2度の原爆実験の標的とされ放射能を浴び「死の船」となった。

当時4年に渡り「インディペンデンス」から、放射能を除去しようとの試みがなされたが、上手くいかず、その結果、空母は、今から64年前の1951年1月、米カリフォルニア州ファラロン諸島沖の海底に沈められた。

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