キルギスのシャム双生児にロシア国籍が授与

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キルギスでシャム双生児として生まれ、ロシアでの手術で切り離しに成功したレザハーノフ家の姉妹、ジタさんとギタさんにロシア政権は、姉妹の母親のズムリヤトさんの申請を受け入れ、ロシア国籍を与える決定を採った。ズムリヤトによれば、ロシア国籍のパスポートを取得することで、姉妹は医療サービスの特典を受けることが可能となる。通信社24.kgが報じた。

姉妹はソ連崩壊の直後の1991年、キルギスのチュイスカヤ州ザーパドノエ村で生まれた。現在キルギス国籍だが、ズムリヤトはキルギス国籍を捨てるつもりはないと強調。「ロシアへの移住は考えていません。これはロシアで医療が受けやすくするためのものです。」

2003年、モスクワにあるフィラトフ記念病院はシャム双生児のジタさんとギタさんの切り離し手術に成功。姉妹は1つの膀胱と3本の足を共有していた。今年2015年、姉妹は24歳になった。

姉妹は体が弱いため、病気がちで薬はかかせない。ギタさんは胸部組織を病んでおり、悪性腫瘍診療所で診察を受けている。ジタさんは2014年、子宮組織が肥大し、壊疽したため、モスクワの病院は8時間に及ぶ大手術を行い、ジタさんの命を救った。今年7月、ジタさんは腸が壊疽したため、今度はグルジアの首都トビリシで複雑な手術を受けた。母親のズムリヤトさんはトビリシでの手術費は貧しい家庭にはあまりに高額だったと悲嘆にくれている。双子の両親は未だにグルジアでの手術費を全額支払えていない。

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